メッツがマット・ハービーを3日間の停止処分・・・その背景にあるものとは

ニューヨーク・メッツが給与のカットを含む、3日間の停止処分をマット・ハービーに課しました。

これはMLB機構側が課したものではなく、メッツがチーム独自で課したものなのですが、その結果、マット・ハービーは予定されていた先発を飛ばすことになりました。

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ノア・シンダーガード、スティーブン・マッツ、セス・ルーゴらを故障で失っているため、先発ローテがかなり手薄になっていたのですが、それでもあえてメッツは処分を課すことが重要だと判断したことになります。

当然のことながら「その処分がなぜ課されたのか?」というところが注目されるのですが、「チームの規則を破ったための処分」であることは公表されたものの、チーム側は詳細を語ろうとはしていません。

そのため記者たちはその背景にあるものを探ろうとするわけですが、FOXスポーツのケン・ローゼンタール記者は以下のように伝えています。

昨日(5月6日)、ハービーは球場に姿を見せなかったようです。

ハービーに近い関係者からは「彼は偏頭痛だったのだが、コミュニケーション不足だった」と話が出ているようですが、メッツは当然のことながら「そう捉えていない」ため、今回の処分に至っています。

さらにFanRag Sportsのジョン・ヘイマン氏がさらに詳しい内容を伝えています。

Harvey didn’t go to the ballpark Saturday, and apparently that is behind the suspension, though the Mets aren’t saying the reason for the absence or the ban. Harvey sees it as a miscommunication, according to sources, as people close to him say he played golf early Saturday, got a headache when he returned home around 1 p.m., and advised the Mets of this issue.

「メッツは処分の理由を説明していないが、ハービーが土曜日(5月6日)に球場に姿を見せなかったことが、この処分の背景にあることは明らかだ。関係者によると、ハービーはコミュニケーションの行き違いがあったと考えている。彼に近い人物からの情報では土曜日の早朝にゴルフをして午後1時に家に戻った際に、頭痛になったため、それをチームに報告した」とのことです。

ハービーは日曜日(5月7日)に先発登板する予定だったのですが、その前日の朝にゴルフに出かけてしまって体調を崩したことになります。

当然のことながら先発と先発の合間にゴルフをプレーすることは異例のことで、このこと自体にも問題があり、さらに体調を崩したことで処分が課されたようです。、CBSスポーツのMike Axisa氏による珍しくないことのようですが、それが適切なことかどうかは別の問題だとも述べています。

ただ、結果として体調を崩していますので、ゴルフに行ったことが適切だったとは言いにくいのは事実ではあります。

この処分により3日分の給料の支払いがカットされ、FAや年俸調停の資格取得で重要になるサービスタイムも削られることになるということもあり、ハービーと代理人のボラス氏は不当な処分だとして、チーム側に申し立てを行うようです。

ただ、これまでのハービーの姿勢に問題があったことも、今回の処分につながったと指摘する報道もあります。

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ESPNのバスター・オルニー氏が2012年と2013年のマット・ハービーは素晴らしく、歴史に名を残すような選手になる可能性を見せたと評価します。

しかし、そのキャリアが交差路に差し掛かっていると述べて、以下のように論評しています。

But Harvey can still be good, and still be someone who can have a long and productive career. He still has time to rebuild his value — and maybe his reputation — which has hit a low point among rival evaluators right now. What is being said about Harvey now, over and over and over, is that he does not put himself in the best possible position and that he does not care as much about his work as much as he should. The Mets’ reinforced those thoughts with their decision to suspend him without pay.

『しかし、まだハービーは素晴らしい選手となり、長く、かつ実りの多いプロキャリアをおくることもできる。ライバルチームの選手評価担当者たちが低い査定をしている状況だが、彼は自分の価値、ことによると評判を再度作り上げる時間がある。現在、ハービーについて繰り返し繰り返し言われていることは、「自分のベストの状態にできていないし、彼が自分の仕事に対して、できるかぎりの注意を払うことを怠っている」ということだ。メッツが給与をカットする停止処分に踏み込む決断を後押したのが、こういった考え、評価だ。』

What some wonder about Harvey is his conditioning and his devotion to physical preparation. Evaluators see the weight gain in-season, and they ask questions. Harvey’s performance is not deflecting any of that concern. He had a 4.86 ERA in 2016 before his surgery, and so far this year his ERA is 5.14.

「ハービーがコンディショニングにしっかりと気を配り、体の状態を十分に整えるためにどれだけエネルギーを注いでいるのか」ということが、これまでも疑問の声としてあったようです。

実際にある選手評価担当者は「シーズン中に体重が増える」のを確認していて、疑問を呈していたようです。そして「手術前の2016年は防御率4.86、そして今年は今の時点で同5.14と、その疑問の声を払拭するような成績は残せていない」とオルニー氏は指摘しています。

こういった試合に望む姿勢というものは、現在とても重要視されるようになっていて、ここに問題がある選手は多くのチームから敬遠される傾向が強まっています。特に優勝を争うチームはクラブハウスの雰囲気、一体感を重視しているため、こういった面で問題を抱えている選手に大金を支払ってまで契約しようとはしていません。

クレイトン・カーショー、デビッド・プライスへの評価が高いのも、普段のワークアウトに対する姿勢が素晴らしいこともあるようです。

オルニー氏はそれらの選手の例を引き合いに出し、ハービーはその面で問題を抱えているため、現在キャリアの交差路に差し掛かっているし、メッツが低迷すればトレードに出される可能性があるとことにも言及しています。

2018-19シーズンのFA市場が豪華だと報道され続けていますが、マット・ハービーが含まれていることも、その理由の一つだったのですが、残念ながらそのリストから名前が外れつつあるマット・ハービーです。

メジャーを代表する投手になれると評価された才能がしぼんでいってしまうのか、それとも期待されたポテンシャルを発揮する道を歩むのか、重要な時をマット・ハービーは迎えているようです。

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