レンジャーズの最優先課題は先発ローテの補強!ジョン・ダニエルズGMがオフのプランを語る

Texas Rangers Top Catch

2年連続でア・リーグ西地区を制したレンジャーズでしたが、こちらも連続でブルージェイズにディビジョンシリーズで敗れてしまいました。

シーズン終了後の記者会見ではジョン・ダニエルズGMが「来季は勝つつもりだ」と話し、積極的に動く姿勢を見せています。

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MLB公式サイトのTRサリバン氏が”Daniels enters offseason with high ’17 expectations”というタイトルの記事で、ダニエルズGMが記者会見で話した内容をまとめています。

There is much work to do with starting pitching being the top priority, followed by center field and first base. All three spots will be impacted by free agency.
The Rangers have five prominent free agents in pitcher Colby Lewis, first baseman Mitch Moreland and outfielders Ian Desmond, Carlos Gomez and Carlos Beltran. They also have options on pitcher Derek Holland and catcher Jonathan Lucroy.

先発投手の補強が一番高い優先順位の課題で、それに続くのがセンターとファーストで、先発ローテはコルビー・ルイス、一塁はミッチ・モアランド、センターはイアン・デスモンドがFAとなり、外野手ではさらにカルロス・ベルトランとカルロス・ゴメスもFAとなるためです。

デレク・ホランドとジョナサン・ルクロイの来季はチームが更新を選択できるチームオプションとなっています。

ダニエルズGMはFAとなる選手たちとの再契約も適切な条件、状況であれば連れ戻したいと話すものの、資金の配分がどうなるかによると条件をつけています。

“We’ve got to make some decisions,” Daniels said. “All those free agents, under the right circumstances, we would love to have back. It’s about allocating resources.”

ジョナサン・ルクロイに関しては525万ドルとリーズナブルなオプションで、これがあるがゆえにトレード期限前に多くの代償を支払って獲得していますので、無条件にオプションは行使されることになります。

しかし、デレク・ホランドのオプションを行使するかどうかについては決めていないようで、コルビー・ルイスとの再契約についても同様の状態のようです。

The Rangers are undecided about both picking up Holland’s option and re-signing Lewis. Both have made it clear they would like to be back next year, but that is far from a given.
Holland turned 30 on Sunday but is coming off three years of injuries. Lewis remains a medical marvel but is 37. He got off to a great start this season, but missed 2 1/2 months with a strained shoulder muscle and did not pitch well in his September return or the postseason.

ホランドとルイスともに来季もレンジャーズにいることを希望するだろうが、簡単にそれが確定するような状況ではないとTRサリバン氏は述べて、ホランドは3年連続の故障と30歳という年齢、ルイスは頑丈だが37歳で、シーズン序盤は良いスタートを切ったが、2ヶ月半も肩を痛めて離脱した後の内容は良くないからだと、その理由を説明しています。

このようにルイスとホランドに関しても評価が分かれる状態のため、コール・ハメルズ、ダルビッシュ有、マーティン・ペレスに続く投手が必要なのですが、FA市場はダグ・フィスター、イバン・ノバ、アンドリュー・キャッシュナー、ジェレミー・ヘリクソン、リッチ・ヒル、ホルヘ・デラロサらがトップグループという層が薄くなっています。

このようにFA市場の選択肢は少ないのですが、レンジャーズのチーム内部にはAJグリフィン、ニック・マルティネス、チチ・ゴンザレス、ルーカス・ハレルと内部にも選択肢がないわけではありません。

しかし、それらの選手に完全に頼るというスタンスではないようで、以下のようにダニエルズGMは話したようです。

Daniels said they still have enough Minor League talent to make a major trade. The Rangers could re-engage with the White Sox about Chris Sale. They will exhaust every possibility to fulfill Daniels prediction about the 2017 rotation.

「大きなトレードを成立させるだけの十分な人材がマイナーにはいる」と話したようです。それを受けてTRサリバン氏はレンジャーズはシーズン中同様にクリス・セールの獲得を試みる可能性があると予想し、ダニエルズGMが構想しているローテを完成させるために、あらゆる可能性を模索することになるだろうと述べています。

続く補強ポイントは外野と一塁手となります。

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センターは1年800万ドルと安い契約で獲得できたイアン・デズモンドが打率.285/出塁率.335/長打率.446/OPS.782、22本塁打、86打点、21盗塁という素晴らしい成績を残しました。

しかし、この好成績ゆえに価値は高騰し、さらに元々のポジションであるショートに加えて、センターを守れる能力も示したため、大型契約をテにする可能性が高く、引き留めることは難しいと予想されています。

そのためセンターを守ることができるカルロス・ゴメスとの再契約がその穴を埋めることができる、安い選択肢になるかもしれないとTRサリバン氏は述べています。

Gomez could be the cheaper alternative if the Rangers are convinced he has overcome the problems that led him to be released by the Astros .

アストロズでは打率.210/出塁率.272/長打率.322/OPS.594と低迷しリリースされましたが、レンジャーズ移籍後は33試合で打率.284/出塁率.362/長打率.543/OPS.905と結果を残し、ブルワーズ時代に20本塁打を記録していなような姿を取り戻しました。

これが本物だとレンジャーズが捉えているのであれば、ゴメスとの再契約に動くことになるかもしれないということです。

一塁に関してはミッチ・モアランドは守備力にも優れ、クラブハウスでの評判も良い選手で、162試合平均では打率.254/23本塁打/74打点という成績を残していますので、その穴を埋める必要があります。

現時点ではジョーイ・ギャロが有力な候補となるのですが、本当に多くのチャンスを与えるべきかかどうかを、まずは見極めることになるだろうと予想されています。

長打力に関しては高く評価されていて、3Aでは結果を残しているのですが、メジャーではイマイチという状態が続いていますので、完全に任せるにはやや不安が残ります。状況次第ではここのポジションでもそれなりの動きがありそうです。

最後のトピックはかつてのトッププロスペクトであるジュリクソン・プロファーに移ります。

今年はユーティリティプレイヤーとしてその才能を発揮したのですが、本人はショートを守りたいと強く希望しているとTRサリバン氏は述べています。しかし、ショートにはエルビス・アンドラス、セカンドにはルーグネド・オドアといるため完全にブロックされています。

そのような状態のため多くの球団がプロファーに関心を持っていて、クリス・セールなどのようなトップスターターを獲得が噂される際には交換要員になるとの噂が絶えません。

ですが、現時点ではダニエルズGMは以下のように話しています。

“As I sit here today, my expectation is for [Profar] to be on the ballclub in a winning role,” Daniels said. “I think he is a winning piece.”

「優勝するための重要なピースとして期待している」とダニエルズGMは話していて、放出する意志はないと話しています。

ただ、大型トレードを成立させたいならプロファーが交渉テーブルにのってくる可能性があります。

野手とはともかくとして、このオフに先発投手の大物を獲得するためにはトレード以外には選択肢がないのですが、FA市場の人材不足を反映してトレード市場での先発投手の価値が高騰することが必至です。

シーズン中に興味を持っていたクリス・セール、クリス・アーチャーらを獲得しようと動けば、交換要員のパッケージにプロファー含めることを要求させる可能性が高いと予想されますので、GMの現時点での見解と捉えた方が良いかもしれません。

まだ完全にはオフの補強の構想が固まってはいないようですが、2年連続でのディビジョンシリーズ敗退を受けて、積極的な補強に動く姿勢を見せていますので、レンジャーズは動向を注目したいチームです。

若い野手にチャンスを与えて、能力を見極めていくとも話しているジョン・ダニエルズGMですが、シーズン中にカルロス・ベルトラン、ジョナサン・ルクロイ、昨年はコール・ハメルズ、その前にはプリンス・フィルダーらを獲得する動きを見ると、勝つために大物選手を獲得することを好む人物でもあると言えます。

また交換要員となる可能性のあるプロファーは故障での離脱が長かったため通算で184試合しか出場していないのですが、メジャー在籍期間により26歳の2019年シーズン終了後にはFAとなるため、レンジャーズがコントロールできる期間は3年しか残っていません。

ショートのエルビス・アンドラスは2022年まで契約が残っていますし、オドアは最短でも2020年シーズンまではチームがコントロールできる状況です。

しかもシーズン中にレンジャーズはオドアと2021年までの5年3300万ドルの契約延長を試みていたと報じられていました。

今年のオフに再度交渉が行われる可能性があり、長期の契約延長が成立した場合には、プロファーがユーティリティとしての役割にロックされる可能性が高くなります。

ジュリクソン・プロファーのユーティリティプレイヤーとしての能力の高さはレンジャーズも評価しているようですが、プロファーでなくても任せられる役割ではありますし、3年しかチームがコントロールできませんので、エース級の投手を獲得できる場合には交換要員になる可能性は十分にありそうです。

大型トレードを狙いそうなレンジャーズですが、プロファーを絡めるていくのか、それともプロファーには手を付けず、マイナーのプロスペクトやメジャーレベルの複数の若手選手などをパッケージにしていくのか、ジョン・ダニエルズGMの交渉手腕も興味深いものとなりそうです。

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