2017年トレード期限の「売り手」「買い手」は?MLB公式サイトが予想

メジャーリーグの2017年シーズンも開幕から1ヶ月がたち、チームの状態も徐々に明らかになると同時に、想定を越える故障者の続出に苦しむチームも増え始めています。

シーズン開幕前にはポストシーズンを争うと目されながらも、出だしでつまずいたチームもあれば、逆に評価が低かったものの、それを覆すような好調な出だしを見せているチームもいます。

それらの状況がトレード市場の動向にも影響を与えていくことになるのですが、MLB公式サイトが2017年のトレード期限前に「売り手」、「買い手」になるチームを予想しています。

スポンサードリンク

公式サイトのMark Feinsand氏が「売り手」「買い手」をそれぞれ5チームずつピックアップしています。

買い手と予想された5チームとコメントの要約は以下のとおりとなっています。

  1. ニューヨーク・ヤンキース

    4月のヤンキースはゲーリー・サンチェスとディディ・グレゴリウスの2人が合計で8試合しかプレーできず、グレッグ・バードが打率.107、OPS.479と低迷し、サバシアと田中将大が先発ローテの中で防御率がワースト2になった。

    しかし、アーロン・ジャッジ、スターリン・カストロ、オースティン・ロマイン、ロナルド・トレイエズらが活躍し、ブルペンは期待されていたとおりの力を発揮し、好調な出だしに。

    そのためブライアン・キャッシュマンGMは、トレード期限前にさらにプロスペクトを数人加えるよりも、ア・リーグ東地区のタイトルを手にするために、先発投手の獲得に動くのではないか。

  2. ロサンゼルス・エンゼルス

    6勝2敗で滑り出した後、12試合で6連敗を含む10敗を喫したが、続く7試合を6勝1敗という成績で14勝13敗で4月を勝ち越した。すでに27試合で8人を先発登板させている。タイラー・スガックスは10週から12週の離脱で、ギャレット・リチャーズは復帰の目途が立たないため1人もしくは2人の先発投手の補強を必要としている。

  3. ミルウォーキー・ブルワーズ

    ポストシーズンを争うことが予期されていなかったものの、エリック・テイムズ、トラビス・ショー、ライアン・ブラウンが好調な出だしで、捕手のジェット・バンディ、マニー・ピーニャの併用も機能し打線が活発。投手もチェイス・アンダーソンが防御率2.10と好調。5月も好調であれば、買い手になる可能性が高まる。

  4. コロラド・ロッキーズ

    4月に16勝し、チーム得点はナ・リーグ5位で、3人の打者が100打点を越えるペース。投手ではアントニオ・センザテラ、カイル・フリーランドがともに3勝を上げて、防御率3.00よりも良い数字を残すというサプライズも。5月も引き続き好調であれば買い手になる可能性が。

  5. アリゾナ・ダイヤモンドバックス

    ロッキーズとともに4月に16勝を上げ、チーム得点はナ・リーグ3位で、4人の打者が100打点を越えるペースになるなど打線は活発。先発投手陣もシェルビー・ミラーが今季絶望となったものの、それでも安定感がある。ロッキーズと同様に5月も好調であれば、補強に動くことになると予想される。

スポンサーリンク

売り手に予想されたチームは以下の5チームです。

  1. トロント・ブルージェイズ

    8勝17敗と4月に大きく負け越し、さらにジョシュ・ドナルドソン、トロイ・トゥロウィツキー、J.A.ハップ、アーロン・サンチェスら主力が故障者リストに入っているため、ポストシーズン争いに戻るのは容易ではない。

    状況が厳しくなれば来季終了後にFAとなるジョシュ・ドナルドソンとJ.A.ハップ、今季終了後にFAとなるフランシスコ・リリアーノ、マルコ・エストラーダ、ジェイソン・グリーリらが放出候補に。

  2. カンザスシティ・ロイヤルズ

    ロイヤルズはチーム得点において、MLB全体で大差の最下位に沈んでいるため、7勝16敗という成績は驚きではない。防御率4.06はリーグの中位だが、打線が活発にならなければ売り手に。

    今季終了後にFAとなるエリック・ホズマー、マイク・ムスターカス、アルシデス・エスコバー、ロレンゾ・ケインらがトレード候補に。

  3. ニューヨーク・メッツ

    シーズン開幕前にスティーブン・マッツ、セス・ルーゴを失い、マット・ハービーはイマイチで、ザック・ウィーラーとロバート・グセルマンの2人は10試合でわずかに1回しかクオリティ・スタートをしていない。そこに追い打ちをかけるようにノア・シンダーガードも失おうとしている。打線もグランダーソン、ウォーカー、レイエスが不振で、チーム得点はナ・リーグ11位に。

    売り手になった場合には今季終了後にFAとなるカーティス・グランダーソン、ニール・ウォーカー、ホセ・レイエス、ジェイ・ブルース、ルーカス・デューダ、アディソン・リードなどがトレード候補に。

  4. シアトル・マリナーズ

    シーズンオフに活発に動き期待をもってシーズンを迎えたものの、4月は11勝15敗でア・リーグ西地区の最下位に。最終的にはチーム得点はア・リーグ2位となったが、防御率4.71は同14位に沈む。5月も同様に低迷すれば、トレーダーのジェリー・ディポトGMはアクティブになるだろう。

    岩隈久志、ジャロッド・ダイソン、マーク・ゼプチンスキー、ジーン・セグラがトレードの交換要員になる可能性がある。

  5. サンフランシスコ・ジャイアンツ

    4月の9勝17敗という成績はナ・リーグ最下位の勝率となった。これまでの実績を考えれば、まだ完全にジャイアンツをポストシーズン争いから外せない。しかし、同地区のドジャース、ロッキーズ、ダイヤモンドバックスが好調で、ジャイアンツの低迷が続けば売り手にならざるを得なくなる。

    売り手になった場合には、ハンター・ペンス、マット・ケイン、エドゥアルド・ヌニェスなどが候補に。

シーズン開幕前の時点で、トレード期限前に売り手になることが、ほぼ確実と見られていたのがホワイトソックス、ブルワーズ、そして場合によってはヤンキースなどでした。

しかし、今季の開幕後の1ヶ月はポストシーズンが厳しいと思われていたチームが健闘を見せています。

特にヤンキースに関しては、ブルージェイズがつまずき、レッドソックスは打線が低迷し、オリオールズは先発ローテに苦労しているため、先発投手をもう1枚整備できれば東地区のタイトルを十分に狙える状況になりつつあります。

まだゲーリー・サンチェスを失っている状態ですが、戻ってくればさらに打線に厚みが増しますし、リリーフ陣全体の層は厚く、もう少し先発ローテがイニングを消化してくれれば、ポストシーズン進出の可能性は高まりますので、その動きが注目されます。

エンゼルス、ロッキーズ、ダイヤモンドバックスはどこまで息切れせずに戦えるか、もう少し判断するのに時間が必要となりそうです。

ポストシーズンを争うとの予想が多かったメッツ、マリナーズ、ブルージェイズは、ロースターの若返りが必要なチームばかりのため、5月もこの状態が続けば、ファイヤーセールが実施される可能性は高まりそうです。

スポンサードリンク

よく読まれています

    

このページの先頭へ