マイケル・ピネダの課題は集中力の持続?数字が示すウィークポイント

New York Yankees Top Catch

2017年シーズンのヤンキースは先発ローテの3枠が確定していて、残り2枠をルイス・セベリーノら若い投手たちが争う状況となっています。

その残る2枠の争いが大きな注目を集めているのですが、3番手までの投手の一角が崩れてしまえば、ヤンキースのポストシーズンへの道のりはかなり険しいものとなります。

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大前提として先発ローテの3本柱が機能することが必要なヤンキース

先発ローテーションのうち田中将大がエースを務め、2番手がCC.サバシア、3番手がマイケル・ピネダということが確定的になっているのですが、3人共に健康面に不安を抱えています。

2016年に関しては田中将大が31試合、CCサバシアが30試合、マイケル・ピネダが32試合とローテをしっかりと守ってくれたことは、ヤンキースがポストシーズンを最後まで争う上で価値のあることでした。

2017年に再びこの3人がそれぞれ30試合以上で先発してくれるかどうかということは昨年同様に重要になるのですが、それと同時にマイケル・ピネダがしっかり3番手としての役割を果たせるかどうかもポイントとなります。

2016年のマイケル・ピネダは32試合175回2/3を投げて防御率4.82、奪三振207、WHIP1.35という成績で、期待はずれに終わっています。

奪三振率(9イニングあたりの奪三振数)は10.6と先発としては高い数字で、与四球率(9イニングあたりの与四球数)も2.7とそう悪くない数字です。

しかし、被安打はイニング数を184本を浴び、被本塁打は9イニングに1.4本打たれるなど、圧倒的な面もあるのですが、脆さも同居していたことが防御率が5点台近くとなる原因となりました。

さらにマイケル・ピネダの数字を詳しく見ていくと「2アウト後の投球に大きな課題がある」ことがわかります。

2アウト後に打ち込まれることが多いマイケル・ピネダ

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ニューヨーク・ポストの“How Yankees are handling Pineda’s frustrating 2-out problem”という記事では以下のようなマイケル・ピネダのデータが紹介されています。

  • 2アウト後:被打率.325(246打数80安打)、被本塁打13、被OPS.980
  • 2アウトでランナーあり:被打率.294(153打数45安打)
  • 2アウトでランナーが三塁:被打率.419(31打数13安打)

昨年のマイケル・ピネダは27本の本塁打を献上しているのですが、そのうちの約半分となる13本が2アウトからなっています。酷いのは2アウトでランナー三塁という状況で、そのような場面を迎えると4割以上の確率で相手に点を与えていることになります。

そのことはヤンキース首脳陣も把握していて、マイケル・ピネダに「集中力を切らないこと、特に2アウトをとった後に集中するよう」にアドバイスを続けているようです。

“I need to have better focus when I am pitching,’’ Michael Pineda said. “I need to finish after I get two outs. When I get two outs or two strikes, I need to finish.’’
(中略)
“He always tells me, ‘You have a good fastball, a good slider and good change-up,’ ’’ Pineda said. “ ‘You need to focus, especially with two outs.’ ”

『素晴らしいファーストボール、スライダー、チェンジアップを持っている。後は集中することだ。特に2アウトをとった後に。』とコーチのロスチャイルドから言われ続けているようです。

マイケル・ピネダの持っているボールの質の良さに関してはヤンキースのフロント、首脳陣は評価し続けていて、ジョー・ジラルディ監督も「これだけのボールをもっていて、この成績というのは」と話しています。

最後までフォーカスしきれないというのがマイケル・ピネダが、フロントスターターになれると期待されながら、一流になりきれない原因となっています。

一方、エースとなった田中将大は2アウト後の成績が一番良い数字となっています。順に被打率、被出塁率、被長打率、被OPSとなっています。

  • アウトカウント 0:.223/.249/.350/.599
  • アウトカウント 1:.275/.313/.419/.732
  • アウトカウント 2:.205/.250/.346/.596

大量失点につながりやすい無死での走者は出さず、2アウトまでたどり着いたあとは、相手にあまり多くの隙きを与えずに3アウトをとりきっています。

田中将大の肘を痛めた後の投球は、相手打者を圧倒して封じ込めるというものではないのですが、大量失点を回避する、相手に決定的なアドバンテージを与えないという、投手として重要なポイントがしっかりと抑えられているため、気がつけばクオリティ・スタートになっていることが少なくありません。

持っているボールの質、投手としての能力は高いマイケル・ピネダですが、エアポケットに入ったかのような集中力の欠如を克服することが重要な課題となっています。

これを克服することができれば、ヤンキースの先発ローテは安定感を増しますし、本人がFAとなった後に手にする金額も高額になるため、今季のパフォーマンスが注目されます。

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