オリオールズの2017年シーズン戦力分析 – MLB30球団開幕ロースターと戦力予想

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1. 2016年シーズンの主要な成績の一覧

ボルティモア・オリオールズの2016年シーズンの、打撃、守備、投手の主要な成績の一覧です。

攻撃スタッツ(リーグ順位)
得点744(7位)
打率.256(9位)
出塁率.317(10位)
長打率.443(2位)
OPS.760(3位)
本塁打253(1位)
盗塁19(15位)
盗塁成功率59.38%(15位)
守備スタッツ(リーグ順位)
UZR-12.6(11位)
DRS-25(12位)
投手スタッツ(リーグ順位)
防御率4.22(10位)
先発防御率4.72(13位)
ブルペン防御率3.40(1位)
セーブ数54(2位)
セーブ成功率79.41%(1位)

強力打線のイメージが強いオリオールズですが、得点は744でリーグ7位、打率は.256で同9位、出塁率は.317で10位とさほどの数字ではありません。

ただ、長打力は抜群で本塁打数253で1位、長打率は.443で2位となっていて、そのためあるため強力打線のイメージが強くなっていますが、得点の効率はあまり良くありません。

またゴールデングラブ賞級の選手を多く揃えるなど、守備力は隠れがちな強みだったのですが、2016年は特に外野守備において課題が残りました。

先発投手陣は強力とは言えないのですが、ザック・ブリットンを柱とする強力なブルペンが原動力となりポストシーズン進出を果たしました。

2. 2016-17シーズンオフの戦力補強動向

2016-17シーズンオフの戦力補強動向の一覧は以下のとおりとなっています。

獲得/流出選手名(ポジション)
流出マット・ウィータース(C)
流出バンス・ウォーリー(RP)
流出トミー・ハンター(RP)
流出ブライアン・ダンシング(RP)
流出スティーブ・ピアース(UT)
トレード流出ヨバニ・ガヤルド(SP)
再契約マーク・トランボ(OF/1B)
再契約ペドロ・アルバレス(DH)
獲得ウェリントン・カスティーヨ(C)
トレード獲得アレク・アッシャー(SP)
トレード獲得リチャード・ブレイアー(RP)
トレード獲得ビダル・ヌーニョ(RP)
トレード獲得セス・スミス(OF)

打線に関してはマット・ウィータースを失ったものの、マーク・トランボ、ペドロ・アルバレスと再契約し、捕手にはウェリントン・カスティーヨ、トレードではヨバニ・ガヤルドを交換要員としてセス・スミスを獲得しています。

3. 2017シーズン開幕時のロースター編成の予想

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ボルティモア・オリオールズの2017年シーズン開幕時に予想される先発スターティングメンバー、ベンチ要員、先発ローテーション、ブルペンの編成などは以下のとおりとなっています。

【先発スターティングメンバー】

  1. 金賢洙(LF)
  2. アダム・ジョーンズ(CF)
  3. マニー・マチャド(3B)
  4. クリス・デービス(1B)
  5. マーク・トランボ(DH)
  6. セス・スミス(RF)
  7. ジョナサン・スクープ(2B)
  8. ウェリントン・カスティーヨ(C)
  9. JJ.ハーディ(SS)

【ベンチ要員】

  • カレブ・ジョセフ(C)
  • トレイ・マンシーニ(1B/OF)
  • ライアン・フラハーティ (IF/OF)
  • クレイグ・ジェントリー(OF)
  • ジョーイ・リッカード(OF)

マーク・トランボに外野を守らせることは大きなリスクとなります。そのため平均的なレベルにはとどまりますがお大きなリスクとはならないセス・スミスがライトをメインで守ることが予想されます。

捕手はウェリントン・カスティーヨがメインとなりますが、捕球技術に難があるとされているため、打撃が悪ければカレブ・ジョセフがメインで起用されることが増えてくると予想されます。

さらに捕手のプロスペクトの昇格も控えていますので、カスティーヨの立場は安泰ではありません。その昇格が期待されるプロスペクトは3Aで開幕を迎えるチャンス・シスコで、ベースボール・アメリカが76位、ベースボール・アメリカが57位、MLB公式サイトが99位にランクしています。

チャンス・シスコは広角に打てる打撃で打率が高く、四球を選べる選球眼と忍耐力もある捕手です。守備にはやや課題が残るため、シーズン前半は3Aでプレーすることになりますが、オリオールズのこれから数年の正捕手を担うと目されています。

【先発ローテーション】

  1. ケビン・ゴーズマン(R)
  2. ディラン・バンディ(R)
  3. ウバルド・ヒメネス(R)
  4. ウェイド・マイリー(SP)

【ブルペン】

  • CLO:ザック・ブリットン(L)
  • SET:ブラッド・ブラック(R)
  • SET:ダレン・オデイ(R)
  • RP1:マイケル・ギブンズ(R)
  • RP1:ドニー・ハート(L)
  • RP2:オリバー・ドレイク(R)
  • RP3:ビダル・ヌーニョ(L)
  • RP4:タイラー・ウィルソン(R)
  • DL:クリス・ティルマン(SP)

不安を抱えているのが先発投手陣です。エースのクリス・ティルマンが4月中の復帰は難しく、5月までずれ込む見通しとなっています。ウェイド・マイリーは開幕当初にはDLに入りますが、4月9日には登録されて先発するスケジュールとなっています。

ただ、マイナー時代からプロスペクトとして期待されてきたケビン・ゴーズマンが179回2/3で防御率3.61と結果を残し、フロントスターターとしての立場を確立しました。

またブルペンから先発に配置転換されたシーズン後半はやや苦しんだものの、こちらもマイナー時代から期待されていたディラン・バンディも109回2/3で防御率4.02とメジャーレベルで投げることができる段階までステップアップしています。

この期待された2人の投手がステップアップしてきましたので、後はティルマンが戻ってくるまで、どこまで持ちこたえられるかが、シーズン序盤のポイントとなります。

ザック・ブリットン、ブラッド・ブラックら強力なブルペン陣の主要なメンバーはそのまま戻ってくるため、今年も期待されます。

4. 寸評・評価

打線は本塁打数が多いため、重量感のなる強力な印象があるのですが、打てないときは打線全体で淡白さ、脆さが目立つことがあります。

これが短期決戦で勝ちきれない理由ともなっていて、昨年のワイルドカードゲームでは2ランホームランで2点を奪ったものの、4安打に封じられて敗退しています。

打線は本塁打頼みのところがあるため調子の波が大きいものの、強力なブルペン陣を擁し、先発ローテもティルマン、ゴーズマン、バンディという3人が前に並び、バックエンドもヒメネス、マイリーの他にもタイラー・ウィルソン、マーク・ライト、ビダル・ヌーニョとバックアップの選択肢もあります。

ダン・デュケットGMとバック・ショーウォルター監督のコンビは、掘り出し物を見つけてきて戦力にすることに長けています。

ルール5ドラフト、ウェーバーなどを通じてで巧みに戦力補強を行うため、思いがけない選手が戦力となることも少なくないため、今年もそのような選手が現れれば、ポストシーズン進出の確率はより高まることになりそうです。

オリオールズは主要なメンバーの大半がチームに戻ってきて、年齢的にも下り坂という選手が少ないため、2017年もポストシーズン争むことができると期待できます。

しかし、地区優勝となるとレッドソックスとブルージェイズのロースターのバランスが良いため、ハードルが高くなります。そのため、ワイルドカードの滑り込む戦いになることが予想される2017年のオリオールズです。

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