ナショナルズはクローザーが定まらず・・・重要なトレード期限前の補強ポイントに

Washington Nationals Top Catch

ワシントン・ナショナルズは、ここ数年、信頼できるクローザーを確保することに苦労しています。

2014年はラファエル・ソリアーノが務めていましたが、防御率3.19とやや物足りないパフォーマンスに終わった後、FAでチームを去り、クローザーが不在となります。

その後、セットアップとして2014年に65試合で防御率1.12と好成績を残したドリュー・ストーレンをクローザーに据えて、2015年シーズンを迎えました。

そのストーレンは前半戦で33回1/3を投げて防御率1.89、27セーブと結果を残していたのですが、トレード期限前にジョナサン・パペルボンを獲得し、ストーレンをセットアップに回しました。

ただ、移籍後のパベルボンは防御率3.04と期待したような結果は残すことができず、クローザーを下ろされたストーレンは不満を漏らすなどしたことも影響し、シーズン終了後にトレード放出されるに至るなど、補強が裏目に出てしまいました。

2016年は開幕からジョナサン・パペルボンをクローザーに据えたものの、月を重ねるごとに投球が不安定になり、防御率が6月は6.00、7月は7.88となったため、パイレーツからマーク・メランソンを獲得するに至りました。

そのメランソンは30試合で防御率1.82と期待に応えてくれたのですが、シーズン終了後にFAとなり再びクローザーに穴ができることになるなど、なかなか解決しきれない問題となり続けています。

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そのクローザーの穴を埋めるために、シーズンオフには、FAではケンリー・ジャンセンとマーク・メランソン、トレードではデビッド・ロバートソンらにかなり積極的に補強に動いたのですが、獲得に至りませんでした。

最後まで可能性があったのはデビッド・ロバートソンだったのですが、要求されたプロスペクトの質が高すぎるとナショナルズが応じなかったことにより、内部でのオプションを試すことを選択しました。

その時点では2016年にセットアップを務めていたショーン・ケリー、ブレイク・トレイネンの名前が上がっていましたが、スプリングトレーニングで6試合5回2/3で防御率0.00、奪三振11、WHIP0.71と好調だったトレイネンをクローザーに据えました。しかし、それが上手く機能していません。

トレイネンが開幕から6回1/3で防御率7.11/WHIP2.53、4度のセーブ機会で3回失敗するなどしているため、早くもクローザーを外す決断をするに至っています。

当面はショーン・ケリーなどがクローザーとして起用される見込みではありますが、シーズン終盤やポストシーズンを見据えると、不安が残る状態出ることが否定できません。

そのためナショナルズが「信頼できるクローザー」を手にすることが、トレード期限前の大きな課題となる可能性が高まっています。

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では、どのような投手が補強候補となるのか?ということになるのですが、FANRAG SPORTS NETWORKのジョン・ヘイマン氏は以下の3人が候補となるのではないかと現状を分析しています。

  • デビッド・ロバートソン(ホワイトソックス)
  • トレバー・ローゼンタール(カージナルス)
  • ブラッド・ボックスバーガー(レイズ)

シーズン開幕前にも頻繁に名前が上がっていたデビッド・ロバートソンですが、今季は開幕から好調で、6試合5回2/3で防御率0.00、被安打1、与四球2、奪三振11と圧倒的な結果を残しています。

またナショナルズにとってメリットとなると考えられるのが、契約が今年だけでなく来年も残っていることで、金額も1300万ドルと法外なものではないことです。

ただ、開幕後はナショナルズとホワイトソックスは、このトレードについてコンタクトをしていないようだとヘイマン氏は伝えています。

カージナルスのトレバー・ローゼンタールは昨シーズンは防御率4.46と不調で、クローザーの座をオ・スンファンに譲りました。しかし、2014年と2015年にはそれぞれ45セーブ、48セーブを上げていますし、ポストシーズン通算では26イニングで防御率0.69と強いのも魅力です。

ですが、今季は3回1/3で防御率2.70、奪三振7、与四球0と復調を感じさせる内容を見せ始めているため、セットアップとして重要な役割が期待されるようになりつつあり、カージナルスが放出に応じるかは微妙だともヘイマン氏は付け加えています。

レイズのクローザーであるアレックス・コロメは、ナショナルズからすれば喉から手が出るほど欲しい、若くて契約も複数年が残る圧倒的なクローザーで、トレードの噂が多く流れる投手の一人です。

しかし、ナショナルズが獲得しようとする場合には、MLB全体でもトップ10にランクされているビクター・ロブルズが交換要員として必要になるため、実現の可能性は低いだろうとヘイマン氏は述べた上で、ブラッド・ボックスバーガーを候補として予想します。

ブラッド・ボックスバーガーは、故障のため2017年はまだ投げることができていないものの、2015年にオールスターに出場するなど活躍し、41セーブをあげるなどの実績もあります。

故障から復帰しても、獲得の際の交換要員の過大なものとはならない可能性が高いため、補強候補となるのではないかとヘイマン氏は予想しています。

ナショナルズは、ブライス・ハーパー、ダニエル・マーフィー、ジェイソン・ワースなど、コアとなっているプレイヤーたちのFAとなる時期が近づいているため、現在のバランスの良いロースターで勝負できるのは今年と来年という状況です。

勝負をかけるタイミングではありますので、トレード期限前にどのような動きを見せるのか注目されます。

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