フェリックス・フェルナンデスは2017年に活躍できるか?ジェリー・ディポトGMは自信を示す

Seattle Mariners Top Catch

シアトル・マリナーズと言えばフェリックス・ヘルナンデスがすぐに思い浮かぶほどフランチャイズの顔であり、マリナーズファンのみならずMLB全体でも「キング」と呼ばれるメジャー屈指の好投手です。

しかし、2016年は9年ぶりに200イニングを投げることができず、153回1/3で防御率3.82/奪三振122/11勝8敗/WHIP1.32という成績に終わってしまいました。

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2016年の4月に30歳となった年齢、奪三振率(9イニングあたりの奪三振数)がメジャー昇格後ワーストとなる7.2、与四球率(9イニングあたりの与四球数)も同様にキャリアワーストとなる3.8といった数字などにより、キャリアは下り坂で、かつてのような活躍は難しいのではないかとの声もあるヘルナンデスです。

しかし、マリナーズのフロント、首脳陣は信頼を寄せていて、これらの批判や疑問がフェリックス・ヘルナンデスにモーチベーションを高くする材料となり、エースとしての役割を果たしてくると期待しています。

タコマニューストリビューンのボブ・ダットン氏は”Mariners expecting a motivated Felix in response to questions and criticism”の記事で以下のように伝えています。

A year ago, it was a motivated Robinson Cano, stung by off-season criticism, who rebounded from an injury by returning to his previous excellence. The Mariners are hoping that happens this year with Felix Hernandez.

「1年前にオフシーズンに批判を浴びたことがロビンソン・カノのモーチベーションを高め、故障から見事に復活してかつてのような素晴らしいパフォーマンスを見せた」と述べて、「マリナーズは同様のことが今年フェリックス・ヘルナンデスに起こることを期待している」と述べています。

2016年に長く故障者リストに入ったことや、奪三振率の低下、与四球率の悪化、球速の低下など様々な問題が指摘され、「もうフェリックス・ヘルナンデスはメジャーのトップクラスの投手にはランクされてないのではないか」との声が上がっていたことをダットン氏はしてきます。

そして監督のサーバイスでさえも「シーズンオフに少々のアジャストメントが必要で、もっと危機感を持って良いフィジカルを作る必要がある」と話していたのですが、フェリックス・ヘルナンデスはそれを実行することを約束し、実際に実行しているようです。

He is now using the same trainer who in previous years helped keep Cano and Nelson Cruz in top form.

ロビンソン・カノは33歳となった2016年にセーフコ・フィールドを本拠地としながら、キャリアベストの39本塁打を放ち、打率.298/出塁率.350/長打率.533/OPS.882という成績を残しました。

そのカノよりも2歳年上のネルソン・クルーズも3年連続40本塁打以上となる43本塁打、105打点、打率.287/出塁率.360/長打率.555/OPS.915という素晴らしい結果を残しています。

その2人がサポートを受けているトレーナーの元でフェリックス・ヘルナンデスもトレーニング取り組んでいるようで、シーズンオフの間もそのワークアウトの様子をSNSでアップしています。

このようにフェリックス・ヘルナンデス自身も非常に高いモーチベーションでシーズンオフを過ごしているとのことです。

さらにマリナーズは2016年のフェリックス・ヘルナンデスについて、あまりにも悪く評価されすぎているだけで、いまだに素晴らしい投手であると擁護しています。

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以下は同じ記事からの引用です。

Club officials privately point out that Hernandez, even in a disappointing season, still pitched better than the front-line starters for two division rivals who also battled through injuries.

ヘルナンデスはやや落胆するようなシーズンで、故障と戦いながらのシーズンだったにも関わらず、同地区のライバルのフロントスターターよりも素晴らしかったと話しているようです。

実際にはアストロズのダラス・カイケルはサイヤング賞の翌年となった昨年に26試合で防御率4.55/9勝12敗、アスレチックスのソニー・グレイは22試合で防御率5.69/5勝11敗とフェリックス・ヘルナンデスよりもかなり悪い成績に終わっています。

悪かったシーズン、故障がちだったシーズンでも、これらのNo.1投手よりもフェリックス・ヘルナンデスの成績は断然良く、実力がいまだにあるということを示しているということです。

そしてジェリー・ディポトGMは記者会見でフェリックス・ヘルナンデスに以下のように話し、絶対的な信頼を寄せていることを明かしています。

“The demise of Felix Hernandez is being grossly exaggerated,” Dipoto said. “He’s still a very good major-league pitcher. He had a lower-body injury last year. There’s nothing wrong with Felix’s arm.

“Felix Hernandez 2016 looks very similar to Felix Hernandez 2015 minus the innings that were lost while he sat on the disabled list because of a lower-body injury.

“Felix still has dynamic secondary stuff that ranks with the best of them. He still has the ability to go out and create soft contact. ”

以下のような内容を話しています。

  • 「フェリックス・ヘルナンデスの終焉」というのは甚だしく行き過ぎていて、いまだに良いメジャーリーグの投手だ。昨年は下半身を負傷してしまったが、腕に問題はない
  • 下半身の故障で故障者リストに入っている時以外の数字は2015年のそれと大きな違いはない
  • いまだメジャーでもベストの中にランクされる第二の球種を持っていて、打者に強打させない能力も持っている。

とジェリー・ディポゴGMは信頼を寄せていることを明かし、同時に2017年の開幕投手であることも公表しています。

現在のマリナーズは年俸総額が1億5300万ドルに達していて、すでに球団史上最高額となった2016年の1億4233万ドルを上回っていて、予算に余裕はありません。

しかも、ファームのプロスペクトは乏しく、長期的な展望も明るいわけではありません。

さらに2017年を終えるとフェリックス・ヘルナンデスがFAとなるまで残り2年、ネルソン・クルーズが残り1年となりますので、優勝を争えない状態であればトレードを検討し、プロスペクトを獲得していかないといけなくなってきます。

今年の主力となっている選手の多くが2018年シーズンまでで契約が切れることになるため、マリナーズにとって2017年は非常に重要な年となります。

2001年以来のポストシーズン進出を果たすためにはフェリックス・ヘルナンデスが大車輪の活躍をすることが必要で、2016年にそれができていれば手が届いてた可能性もありました。

フェリックス・ヘルナンデスが「キング」として君臨してくれるのか、2017年の開幕からそのパフォーマンスは注目集めることになりそうです。

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