ニューヨーク・メッツの2016-17シーズンオフの補強ポイントと来季の展望

New York Mets Top Catch

昨年はワールドシリーズまで進出し、若い優秀な先発投手が揃ったため地区連覇とワールドシリーズ制覇の期待がかかった2016年のニューヨーク・メッツでした。

残念ながらナ・リーグ東地区の連覇こそならなかったものの、87勝75敗でナショナルズに次ぐ地区2位でワイルドカードに滑り込んだメッツでした。

ワイルドカードゲームでは最終回にサンフランシスコ・ジャイアンツに突き放されて敗れることになりましたが、2年連続ポストシーズン進出という実績を残しました。

そのニューヨーク・メッツの2016-17シーズンオフの補強ポイントと来季の展望です。

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このページではMLB公式サイトの”Center field, second base in limbo for Mets in 2017″とニューヨーク・ポストの”Mets’ tough call on Neil Walker has its price: $17.2M”などの記事をベースにまとめています。

年俸調停権有資格者:トラビス・ダーノー(C)、レネ・リベラ(C)、ルーカス・デューダ(1B)、ウィルマー・フローレス(IF)、ジャスティン・ルジアーノ(OF)、ジェイコブ・デグロム(SP)、ジェウリス・ファミリア(CL)、ジム・ヘンダーソン(RP)、マット・ハービー(SP)、アディソン・リード(RP)、ザック・ウィーラー(SP)、ジョシュ・エジン(RP)

年俸が急上昇することが予想されるのがジェイコブ・デグロム、ジェウリス・ファミリア、アディソン・リードらです。

フリーエージェント:ヨエニス・セスペデス(OF)、アレハンドロ・デアザ(OF)、ケリー・ジョンソン(UT)、ニール・ウォーカー(2B)、ジェリー・ブレビンス(RP)、バートロ・コロン(SP/RP)、フェルナンド・サラス(RP)

セスペデスは3年7500万ドルのうち、3000万ドル分が2016年で2年4500万ドルが残っているのですが、破棄してFAとなる権利を有しているため、これを行使することが確実です。そのセスペデスにメッツは1720万ドルのクオリファイング・オファーを出すことが濃厚です。

他に候補となるのがニール・ウォーカーです。二塁手として打率.282/出塁率.347/長打率.476/OPS.823、23本塁打であればクオリファイング・オファーというのが順当にも思われるのですが、9月9日に腰のヘルニアの手術をしていることが問題を複雑にしています。

先発ローテーション:ノア・シンダーガード、マット・ハービー、ジェイコブ・デグロム、スティーブン・マッツを軸に、2016年に良いパフォーマンスを見せたセス・ルーゴ(防御率2.67)、ロバート・グセルマン(防2.42)と若い投手が控えています。

ただ、ハービーは胸郭出口症候群(きょうかくでぐちしょうこうぐん)の手術を受け、マッツはこれまでも故障が多かったこと、デグロムも故障からの復帰であることを考えると不安要素は残ります。そのため今季のようにリーズナベルな契約で応じてくれるのであればリリーフと先発の両方をこなせるバートロ・コロンの再契約が視野に入ってきます。

ブルペン:ジェフリス・ファミリア(CL)、アディソン・リード(Setup)、ジョシュ・エジン(左)、ジョシュ・スモーカー(左)

ジェフリス・ファミリア(防2.55・51SV)、アディソン・リード(防1.97)の2人は強力も、そこにつなぐミドルリリーフが必要でFA市場で探すことが見込まれる。このオフにFAとなるアロルディス・チャップマンに興味を示した時期があったものの、サンディ・アルダーソンGMはリリーフに高額の年俸を支払うことを好まない。左腕リリーフとしてジェリー・ブレンビスが活躍したがFAとなるため、エジン、スモーカーらが代役候補。

捕手:トラビス・ダーノー、ケビン・プラウェッキー、レネ・リベラの3人の併用が濃厚。このポジションのパフォーマンスは良くないので補強したいポイントだが、FA市場の捕手ではNO.1となるウィルソン・ラモスは来季開幕には間に合わないし、値段も高い。そのため3人の併用が濃厚。

一塁手:腰の骨折で4ヶ月離脱もルーカス・デューダが正一塁手の最有力で、プラトーンのパートナーはウィルマー・フローレスか。スプリングトレーニングでは外野手のマイケル・コンフォルトを試す可能性も。ジェームズ・ローニーはチームに戻ってくることはないだろう。

二塁手:流動的なポジション。ニール・ウォーカーが手術を受ける前は長期の契約延長をメッツは希望していたが頓挫。両者ともにシーズンオフに契約を試みる可能性があるが当初の金額よりは下がるのが確実。もし再契約しない場合はウィルマー・フローレスなどの選手をプラトーンで起用することに。ケリー・ジョンソンとの再契約の可能性も。

遊撃手:アズドルバル・カブレラで確定。2016年は打率280/出塁率.336/長打率.474/OPS.810で23本塁打とキャリアベストのシーズンに。来季は2年1850万年の最終年も、2018年も850万ドルのチームオプションが残る。バックアップはマット・レイノルズだが、プロスペクトのギャビン・チェッキーニ、アメド・ロサリオというプロスペクトも控えています。

三塁手:デビッド・ライトがいるものの34歳で首の手術を行い、いまだ脊髄の狭窄に苦しんでいるため、レギュラーとしては見込めない。そのため補強が必要でドジャースからFAとなるジャスティン・ターナーはベストフィットする選手。現時点での選択肢は乏しく、ホセ・レイエスとの再契約も選択肢に。

外野手:セスペデスと再契約でき、ジェイ・ブルースのオプションを行使した場合には、カーティス・グランダーソン、マイケル・コンフォルトもいるため外野の両翼をメインとする選手ばかりとなり、センターに最適という選手が見当たりません。期待されるブランドン・ニモがメジャーでフルに出れるレベルになれば解決しますが、そうでなければ固定しきれない可能性も。

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メッツの年俸総額における史上最高額は2009年の1億4937万ドルで、2016年開幕時は1億3500万ドルとなりました。

ヨエニス・セスペデスが契約をオプトアウトしてFAを選択することが確実なのですが、その年俸を除外すると来季の確定分は7100万ドル程度となります。

しかし、マット・ハービー、ジェイコブ・デグロム、ジェウリス・ファミリアら年俸調停権を有する主力選手がおおいため、こちらの金額がかさむことになりそうなメッツです。

12名が年俸調停権を有しているのですが、合計で4600万ドル前後になると見込まれています。

さらにジェイ・ブルースのオプションを行使すれば1300万ドルがさらに上積みされることになるため、これを考慮すると、すでに1億3000万ドルは見込んでおく必要があることになります。

クオリファイング・オファーを出した場合にヨエニス・セスペデスは拒否することが確実ですが、ニール・ウォーカーはヘルニアの問題もあるため、受諾する可能性があります。

このクオリファイング・オファーの1720万ドルとなると、ほぼ予算を使い切ることになるため、メッツは難しい判断を迫られている状態です。

またバートロ・コロンと再契約するためには800万ドルから1000万ドルは必要と見られるため、やはり予算に余裕はありません。

先発投手が健康であればMLB屈指の強力なローテとなり、ブルペンも充実している一方で、野手ではセンターとセカンドに不安が残る状態で、さらにヨエニス・セスペデスやニール・ウォーカーらが抜けることによる攻撃力低下を、限られた予算で補うことが必要なニューヨーク・メッツです。

ニューヨークという大きいマーケットのため、FA市場で大金を注ぐだけの資金力もあるのですが、オーナーサイドがそれを許可していません。

年俸総額を増やしても良いという許可を得ることができなければ、サンディ・アルダーソンGMは必要なピースをトレードで獲得することを模索する必要がありそうです。

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