田中将大の不振の原因は・・・投球フォームの何が問題となっているのか

New York Yankees Top Catch

田中将大はレッドソックス戦の完封で、シーズン序盤のつまずきを払拭し、上り調子となるかに思われました。

しかし、ブルージェイズ戦で6回1/3で自責点4、レッズ戦で7回自責点3、アストロズ戦では1回2/3で自責点8と3試合15イニングで25本の安打を浴び、防御率9.00と苦しんでいます。

アストロズ戦ではスライダーもスプリットも調子が悪く、メジャーでは球速が速い方ではない田中将大にとっては非常に厳しい投球となりました。

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その田中将大が次回の登板に向けて投球フォームの修正に取り組んでいることがニューヨーク・ポストを報じています。

5月16日時点ではロスチャイルド投手コーチが以下のような問題を指摘したことが伝えられています。

“Larry talked to him today about some mechanical things. Hopefully they get it ironed out,’’ manager Joe Girardi said of his ace, who got smoked by the Astros for eight runs and seven hits (four homers) in 1 ²/₃ innings Sunday night at Yankee Stadium. “I think his front shoulder was flying [open] a bit [Sunday].

「ラリー・ロスチャイルド投手コーチが田中将大と投球フォームのメカニックについて話し合った」ことをジョー・ジラルディ監督が明かし、「この前の登板では左肩の開きが少し早かったと思う」とその問題について言及しています。

それはラリー・ロスチャイルド投手コーチも同様の見解のようで、5月17日の記事ではブルペンで投球フォームの修正に取り組んでいることが報じられています。

Wednesday in a Kauffman Stadium bullpen session that was supervised by pitching coach Larry Rothschild, Tanaka worked on keeping the left side of his body from flying open.

ヤンキースは現在カンザスシティでロイヤルズと対戦していますが、その本拠地であるカウフマン・スタジアムのブルペンで、ラリー・ロスチャイルド投手コーチが見守る中、左肩の開きが早いのを修正することに取り組んでいたことが伝えられています。

ただ、田中将大自身は左肩の開きが早いことを修正するだけでなく、そうなってしった原因についても考え、その点について修正を試みているようです。

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同じく5月17日の記事からの引用です。

Tanaka said he was not only looking to correct the mechanical issue in the bullpen session, but find out what led to it.

“I think it was adrenaline,’’ Rothschild said. “There are no excuses, it happened and we need to correct it.’’

Tanaka may have identified the flying-open problem, but wasn’t satisfied with all the pitches in the bullpen session. He did, however, take away the knowledge of what caused it.

“More than anything trying to keep the body back. There is a tendency to lean forward or lean in too quickly, and that kind of relates to opening the body up early,’’ Tanaka said. “In general terms, you try not to let the body go forward to the plate too much.’’

ロスチャイルド投手コーチは、ジーターの背番号が永久欠番となることを記念するセレモニー後の登板であることが、アドレナリンを増加させ、それがメカニズムを狂わせたが、起こりうることで修正する必要がある、との見解を示しています。

ただ、「ブルペンでの投球練習で、田中将大本人は左肩の開きが早い問題を自覚したかもしれないが、すべての投球に満足できてはいなかった」と伝えられるなど、完全に修正できたという手応えまではなかったようです。

それでも何が原因で左肩の開きが早くなってしまったのかについて、本人なりの見解を示したとしています。

それは「何よりも体が前に突っ込まないように気をつけた」「体がフォームプレート方向に早く突っ込み、倒れてしまうことが肩の開きが早くなることにつながっている」「一般的に体をフォームプレート方向に突っ込みすぎるべきではない」というものです。

体重が後ろにあまり残らなくなり、体が前に突っ込みすぎているため、左肩の開きを抑えきれず、結果としてスライダー、スプリットの動きが悪くなってしまっている、という見解を田中将大は示しているようです。

一般的に体の開き、右投手であれば左肩、左投手であれば右肩の開きが早いと、打者にとってボールが見やすくなりますので、球速が速くてもボールを捉えやすくなります。

アストロズ戦ではかなり気持ちよく打者に振り抜かれていましたので、打者にとってバランスが崩される要素が少なかったと考えられます。

左肩の開きが早くなり打者がタイミングを取りやすくなった上に、さらにスライダーとスプリットがジラルディ監督が”nonexist(存在しない)”と表現するような動きになれば、あれだけの大量失点はやむを得ないところはあります。

アストロズ戦では大きく炎上しましたが、ブルージェイズ、レッズ戦も内容は決して良くありませんでした。

しかし、ブルージェイズ打線は主力が故障で離脱し、残っている選手も調子は良いとは言えず、レッスは対戦回数が少ないことなどがプラスに働き、大炎上は避けることができていました。

ですが、両リーグトップクラスの得点力を誇り、対戦経験もある選手が揃うアストロズ打線には、甘く入った球はことごとく捉えられてしまいました。

これまで打ち込まれても、その後に修正することで安定した投球を見せてきた田中将大ですが、今日の記事の時点では完全にアジャストはしきれていないようです。

次の登板は開幕戦で2回2/3で2本塁打を含む8安打を浴び7失点を喫したレイズ戦で、5月20日土曜日の予定となっています。

残りの期間でしっかりと修正して、立て直すことができるのか注目されます。

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