ジェームズ・バクストンがマリナーズの次期エース候補へ!3試合21回で防御率0.00の圧巻の投球

Seattle Mariners Top Catch

シアトル・マリナーズのエースと言えば、”キング”と呼ばれるフェリックス・ヘルナンデスです。

低迷が長いマリナーズにあってサイヤング賞も獲得するなど、エースとして、プロフェッショナルとして素晴らしい実績を残してきているのですが、年齢は31歳となりました。

また7年1億1750万ドルの大型契約も、残っているのは2019年までで、チームオプションを含めても2020年となっています。

ただ、このオプションは肘の問題で130日連続でフェリックス・ヘルナンデスが故障者リストに入った時に、マリナーズに行使の権利が発生するという条件がついているため、現実的には33歳となる2019年までが一つの区切りとなっています。

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キングの後を継ぐエース候補の育成が課題のマリナーズ

マリナーズにとって、フェリックス・ヘルナンデスが健在の間に、次世代のエース候補を育成することが課題だったのですが、その最有力候補はタイファン・ウォーカーでした。

しかし、故障に悩まされ、評価されていたようなポテンシャルは発揮できず、シーズンオフにジーン・セグラとミッチ・ハニガーを獲得するトレードの交換要員で、ダイヤモンドバックスに移籍してしまいました。

マリナーズのファームシステムはMLB全体でもワーストの部類に入る層の薄さで、エースにステップアップできるようなプロスペクトが見当たらない状態でした。

その中でも比較的期待されていたルイス・ゴハラもトレード放出すなどしているため、残されたジェームズ・パクストンへの期待は非常に大きいものとなりました。

そのバクストンは、2017年開幕から好スタートを切り、3試合で21イニングで失点0、与四球4、被安打8、奪三振22と、相手打線を完全に圧倒する投球で「次期エース」と呼ぶに相応しいものを残しています。

三振も多く奪うことができ、被安打と与四球ともに少ないため、攻略することが容易ではない投手の一人となっているシーズン序盤です。

以下の動画は4月15日の登板のもので、6回途中までノーヒットノーランとレンジャーズ打線を圧倒し、最終的には8イニングで9三振、2安打、1四球で勝利投手となっています。

97マイル(約156キロ)のファーストボールで次々と三振を奪っています。

MLBでも屈指のフォーシームを操るパクストン

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ジェームズ・パクストンの球種はフォーシームファーストボール、カーブ、カットボール、チェンジアップ、シンカーの5種類となっています。

投球の6割はフォーシームが占めていて、それに続くのがカーブで22%前後、カットボールが10%前後で、チェンジアップとシンカーは稀に投げる程度の投球構成となっています。

フォーシームの平均球速は95.8マイル(154キロ)と高速で、2017年の先発投手の中ではノア・シンダーガード、ルイス・セベリーノ、ウィリー・ペラルタ、ゲリット・コール、カルロス・マルティネスに続く6番目の数字となっています。

上位5名の投手はいずれも右腕のため、左腕先発投手ではMLB最速の球速を持っていることになるジェームズ・パクストンです。

身長が193センチで長身である上に、腕が長く、フォームもゆったりとしているため、打者にとってボールが出てくるまでの時間が長くなるのですが、さらに球速は速いフォーシームを攻略するのは難しくなっています。

そのため投球の6割を占めるフォーシームは被打率は.155、打者がスイングしても41.43%がファウル、29.29%が空振りと、7割以上はフェアゾーンに打球が飛んでいません。

また変化球でのベストピッチとなるナックルカーブは被打率.095とさらに強力で、カットボールも被打率.235と十分なクオリティのため、打者が的を絞ることも容易ではないジェームズ・パクストンです。

以下は、4月10日のアストロズ戦で7回を投げて8奪三振を記録した際の動画です。

以前はここまで腕が振れていなかったのですが、昨年のマイナーで試みた調整が上手くハマったようで、長い腕を鋭く振れるようになっています。

パクストンは各メディアのプロスペクトランキングでトップ100にはランクされていましたが、タイファン・ウォーカーがMLB全体でトップ10、トップ5の評価を得ていましたので、影に隠れがちでした。

しかし、マリナーズがシーズンオフにチームを残すことを選んだのはウォーカーではなくパクストンでした。

ウォーカーはダイヤモンドバックスで開幕から3試合に先発し、16イニングで防御率3.94と、まずまずの成績ではありますが、球界を代表するような投手になれると評価されていたマイナー時代を考えれば、物足りないものではあります。

チームに残すことを選んだジェームズ・パクストンが、フェリックス・ヘルナンデスの後を継ぐエースになれる可能性を感じさせるパフォーマンスを発揮していることは、マリナーズにとっての大きな希望となりそうです。

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