ジャイアンツの2017年シーズン戦力分析 – MLB30球団開幕ロースターと戦力予想

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1. 2016年シーズンの主要な成績の一覧

サンフランシスコ・ジャイアンツの2016年シーズンの、打撃、守備、投手の主要な成績の一覧です。

攻撃スタッツ(リーグ順位)
得点715(9位)
打率.258(4位)
出塁率.329(4位)
長打率.398(11位)
OPS.728(10位)
本塁打130(13位)
盗塁79(8位)
盗塁成功率69%%(10位)
守備スタッツ(リーグ順位)
UZR47.7(2位)
DRS50(2位)
投手スタッツ(リーグ順位)
防御率3.65(4位)
先発防御率3.71(4位)
ブルペン防御率3.65(9位)
セーブ数43(7位)
セーブ成功率58.90%(12位)

6月26日には2位以下に8ゲーム差をつけ、前半戦を終了した時点では57勝33敗で勝率.633と好調だったのですが、後半戦は30勝42敗、勝率.417と失速しました。

先発ローテはマディソン・バンガーナー、ジョニー・クエト、ジェフ・サマージャに加えて、シーズン途中にマット・ムーアを加えたことで安定したパフォーマンスでしたが、信頼できるクローザーのいないブルペンが足を引っ張りました。

またシーズン前は90試合で得点424と1試合平均で4.71点を供給していたのですが、後半戦は4.04点と打線も得点力が低下したことが響き、ドジャースに地区優勝を譲ることになりました。

本拠地のAT&Tパークの特性を活かすために、守備力を重視しているチームですが、2016年もしっかりと機能しました。

2. 2016-17シーズンオフの戦力補強動向

2016-17シーズンオフの戦力補強動向の一覧は以下のとおりとなっています。

獲得/流出選手名(ポジション)
流出セルジオ・ロモ(RP)
流出サンティアゴ・カシーヤ(RP)
流出ハビアー・ロペス(RP)
流出アンヘル・パガン(OF)
流出グレゴール・ブランコ(OF)
流出ジェイク・ピービ(SP)
トレード流出クリス・ヘストン(SP)
獲得マーク・メランソン(RP)
獲得ニック・ハンドレー(C)
獲得アーロン・ヒル(IF)
獲得ブライアン・モリス(RP)
獲得ゴードン・ベッカム(OF)
獲得ジミー・ロリンズ(IF)

セルジオ・ロモ、サンディアゴ・カシーヤ、ハビアー・ロペスというこれまでのジャイアンツのブルペンを支えてきた面々がチームを去った一方で、最大の課題だったクローザーとしてマーク・メランソンを獲得しています。

外野ではアンヘル・パガン、グレゴール・ブランコがFAとなり、レフトのポジションでの補強が期待されました。しかし、マーク・メランソンに4年6200万ドルを費やしたため1億8500万ドル前後まで年俸総額が膨れ上がり、FAの大物外野手には手が出ず、トレードでもファームの選手層が薄いためJD.マルティネスなどを獲得することはできませんでした。

ゴードン・ベッカムとジミー・ロリンズはマイナー契約で獲得したものの、ともにすでにリリースされています。

今季はバスター・ポージーのバックアップ捕手として、ニック・ハンドレーを獲得しています。

3. 2017シーズン開幕時のロースター編成の予想

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サンフランシスコ・ジャイアンツの2017年シーズン開幕時に予想される先発スターティングメンバー、ベンチ要員、先発ローテーション、ブルペンの編成などは以下のとおりとなっています。

【先発スターティングメンバー】

  1. デナード・スパン(CF)
  2. ブランドン・ベルト(1B)
  3. ハンター・ペンス(RF)
  4. バスター・ポージー(C)
  5. ブランドン・クロフォード(SS)
  6. ジャレット・パーカー(LF)
  7. エドゥアルド・ヌニェス(3B)
  8. ジョー・パニック(2B)

【ベンチ要員】

  • ニック・ハンドレー(C)
  • クリス・マレロ(1B/OF)
  • コナー・ガレスピー(3B/1B)
  • アーロン・ヒル(IF)
  • ゴーキース・ヘルナンデス(OF)
  • DL:マック・ウィリアムソン(OF)

捕手にはポージーが座り、内野はファーストにベルト、セカンドにパニック、ショートにクロフォード、サードにヌニェスとレギュラーと呼べる選手がいるため、大きな不安はありません。

問題は外野です。

ハンター・ペンスは故障がちで、この2年間で158試合しか出場することができず、4月には34歳になります。

センターのデナード・スパンが出塁率.331とリードオフマンとしては物足りなく、盗塁は12個にとどまり、さらにその成功率は63%(12/19)と低く、守備の数字もDSR(守備防御点)-7、UZR(アルティメット・ゾーン・レイティング)-8.1と悪く、33歳という年齢も相まって不安が残る状態です。

レフトはジャレット・パーカーとゴーキース・ヘルナンデスがレフトで併用される編成ですが、実績がまだ乏しい選手のため、どれだけやってくれるかは不透明です。

【先発ローテーション】

  1. マディソン・バンガーナー(左)
  2. ジョニー・クエト(右)
  3. ジェフ・サマージャ(右)
  4. マット・ムーア(左)
  5. マット・ケイン(右)

【ブルペン】

  • CLO:マーク・メランソン(右)
  • SET:ハンター・ストリックランド(右)
  • SET:デレク・ロー(右)
  • RP1:スティーブン・オカート(左)
  • RP2:ジョージ・コントス(右)
  • RP3:コーリー・ギアリン(右)
  • RP4:タイ・ブラック(左)
  • DL:ウィル・スミス(左)

先発ローテはメジャーでも屈指のNO.1-2コンビ、200イニングを消化できるミドルスターターに、移籍後に安定した投球を見せたムーアを加えて厚みが増しています。

不安があるとすればマット・ケインで、低迷が続けばロングリリーフのタイ・ブラックと立場が入れ替わることもありそうです。

クローザーのメランソンへとつなぐ役割はハンター・ストリックランドとデレク・ローが担うことになる編成です。

4. 寸評・評価

現在のMLBでは1シーズンに9人から10人の先発投手を使うのが一般的になっています。ジャイアンツは現在決まっている5人の他には、ロングリリーフのタイ・ブラック、チームのトッププロスペクトで3Aで開幕を迎える見込みのタイラー・ビードくらいで、バックアップにやや不安を抱えています。

またブルペンもマーク・メランソンを加えたものの、左腕のウィル・スミスがトミー・ジョン手術で今季絶望となり、クローザーにつなぐまでにやや不安が残ります。

野手はレギュラークラスのクオリティは高いことは間違いないため、これらの選手が健康であれば良い成績を残せることは確実と考えられるのですが、問題はこちらも故障者が出た時のバックアップが乏しいことです。

チームとしてのコアがあり、ブルース・ボウチー監督とリーダーのバスター・ポージーを中心とするチーム力は数字では測りきれないものがあり、5年間で3度のワールドシリーズ制覇を成し遂げることができた原動力となっています。

主力選手の大半は再びチームに戻ってきているため、再びジャイアンツの強みとなるのですが、シーズン全体を戦い抜くということにおいて、ドジャースに比較すると選手層に難があると考えられます。

主力選手が長期離脱することがなければドジャースと良い勝負ができますが、そうできなければワイルドカード争いにまわることになりそうです。

ただ、同地区のロッキーズ、中地区のカージナルス、パイレーツ、東地区のメッツを上回るものがあり、ワイルドカードに滑り込む可能性は高いと予想されます。

ポストシーズンでの経験が豊富で、短期血戦での強さは折り紙つきのため、そうなった場合にはシカゴ・カブスのワールドシリーズ連覇を挫く可能性を秘めたチームの一つとなりそうです。

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