マリナーズがア・リーグ西地区の首位を快走!その5つ理由をMLB公式サイトが分析

Seattle Mariners Top Catch

ジェリー・ディポトGMを迎えたシアトル・マリナーズでしたが、年俸総額などの予算枠に柔軟性があるわけではありませんでした。

長期の大型契約があり、FAで大物野手を獲得できるような状況ではなかったためFAでは岩隈久志との再契約が最大の動きで、トレードが中心の補強となりました。

ロースター内の選手を多く組み替える補強だったのですが、28勝18敗でア・リーグ西地区の首位を走り、その勝率.609はア・リーグ全体でもボストン・レッドソックスの.630に次ぐ高い勝率となっています。

そのマリナーズがなぜア・リーグ西地区の首位を走ることができているのか?についてMLB公式サイトでマリナーズのビートライターを務めるグレッグ・ジョーンズ(Greg Johns)が、”5 reasons Mariners are at top of AL West”というタイトルの記事で分析しています。

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MLB公式サイトが分析するシアトル・マリナーズが好調な理由

グレッグ・ジョーンズ(Greg Johns)は5月25日のアスレチック戦の勝利後、マリナーズのチーム防御率3.20がア・リーグ首位であること、そして1試合あたりの平均得点4.78(46試合220得点)がレッドソックスの5.96(46試合274得点)に次ぐア・リーグ2位となったことを伝え、投打のバランスが良い状態であることを示します。

そしてのバランスの良さが4月13日以降でMLBトップとなる26勝12敗の成績につながっていることを指摘します。

その上で、シアトル・マリナーズが首位に立っている5つの理由について以下のように説明しています。

(1) チームリーダーがMVPの有力候補にある好成績

6度のオールスタープレイヤーであるロビンソン・カノは、現在14本塁打でホワイトソックスのトッド・フレイジャーと並ぶア・リーグトップ、そして打点43はレッドソックスのデビッド・オルティーズと並んでMLBトップとなっている。このペースは年間で49本塁打、151打点となるかなり良い成績。
この長打力が続くかについては疑問符がつくが、彼は長打力以外の面で優れている選手であり、現在の打率.295、出塁率.345は、キャリア平均の.307、.356を下回っている。その一方で長打率はキャリア平均が.497で、現在は.584となっているが、これを維持しながら他のエリアをより改善してくる可能性もある。彼は昨年2度のヘルニア手術をしたが、復帰した後の、最後の82試合で打率.333/17本塁打でOPS.919という数字を残している。

(2) 得点圏にランナーが出塁している状態が多い

カノの打点が増えているのは、その前に走者が出ているからだ。ディポトGMは出塁率の改善を強調していたが、それが上手く行っている。本来は出塁率が高い青木宣親とアダム・リンドの大きな助けがないにもかかわらず、マリナーズの出塁率.327はア・リーグ2位。
昨シーズンは.311でア・リーグ11位だったことが、本塁打数がリーグ5位だったにも関わらず、リーグ13位に沈む原因だった。
今季は本塁打と得点がア・リーグ2位となっている。

(3) キング(フェリックス・ヘルナンデス)の周りを固める先発投手がよくなった

昨年はヘルナンデスと岩隈の合わせた成績は27勝12敗で、彼らが先発した2試合は30勝21敗だったが、他の先発投手の成績を合計すると46勝65敗だった。
今季はヘルナンデスと岩隈の成績が7勝7敗、彼らが先発した試合が10勝9敗だが、ウェイド・マイリー、タイファン・ウォーカー、ネイサン・カーンズらの成績は11勝7敗で、3人の先発した試合のマリナーズの勝敗は18勝9敗となっている。

(4) ブルペンが好調

リリーフ投手陣の防御率2.62と素晴らしくア・リーグ4位、WHIP(1.04)、被打率(.194)、被出塁率(.270)、被OPS(.596)がリーグトップ。

昨年は防御率4.15が同12位、WHIP1.38が13位、被打率.258、被出塁率.337、被OPS.747が同14位だった。
左腕のマイク・モンゴメリーとビダル・ヌーニョの2人は素晴らしく、2人を合わせた成績は41イニングで防御率1.54/奪三振38、被打率.190だ。チャーリー・ファーブッシュが不在でも好成績なのはこの2人の活躍が大きい。

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(5) 打線全体で得点ができている

打線の核であるロビンソン・カノ、ネルソン・クルーズ、カイル・シーガーはしっかりと機能し、李大浩、クリス・アイアネッタ、レオニス・マーティンらはサヨナラ本塁打を打つなど勝利に貢献している。ケーテル・マルテは打線に大きな刺激を与え、アダム・リンドも復調の気配を見せている。

シアトル・マリナーズは2001年以来ポストシーズンに進出できていないのですが、これは現在のMLBのワーストとなっています。

前任のジャック・ズレンシックがこだわっていたドラフト指名から育ててきた選手たちの大半が、プロスペクトとして評価されながらも、メジャーレベルで結果を残せなかったことが、マリナーズの低迷が長期化した理由でした。

また広いセーフコフィールドでありながら、守備力を軽視したような布陣を引き、スピードや出塁率よりも本塁打を重視するような打線を編成してきました。

しかし、ジェリー・ティポトGMに変わってからは、本拠地のセーフコフィールドに合ったロースター編成を志向することになり、それが現在のところ功を奏しています。

打線は水物で調子が落ちる時期がやってくるとは予想されますが、先発とリリーフの投手陣全体が安定していることは、成績の落ち込みを最小限にする上で、心強いものとなっています。

ただ、マリナーズに不安材料がないわけではありません。打線が好調なためカバーできているのですが、信頼できるクローザーがいないことがやや懸念されることころです。

スティーブ・シシェックはシーズン序盤は9連続セーブ成功と良かったのですが、次第に相手打線につかまるようになり、5月に入ってからは9回のセーブ機会で3回失敗し、防御率2.82まで落ちてきました。

チーム全体のセーブ成功率も59.09%で両リーグ27位となっていますので、明らかな弱点となっています。

このクローザーの問題を何かしらのかたちで解決できれば、さらに安定した成績が期待できそうなマリナーズです。

トレード期限前の補強ポイントになるとも予想されるため、このクローザーをどうしていくのかは、ポストシーズン進出に向けて重要なポイントの1つとなりそうです。

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