ドジャースはメジャーとマイナーで先発ローテ候補が豊富!トレードはいつでも可能な選手層に

Los Angels Dodgers Top Catch

以前のロサンゼルス・ドジャースは大型契約が残っていたエイドリアン・ゴンザレス、カール・クロフォード、ジョシュ・ベケットを獲得した大型トレードに代表されるように、潤沢な資金力を活かした戦力補強を行っていました。

それは資金力があったからという側面と、ファームの選手層が薄かったため、お金を使う補強しかできなかったという面があります。

しかし、ドジャースの経営側がスマートだったのは、こういう補強はすぐに優勝を争うためのものでしかなく、チームを根本的に作り変える必要があることを認識していたことです。

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2012年にドジャースのCEOとなったスタン・カステンはファームからの選手育成とトレードで1991年から2005年の15シーズンで地区優勝14回という黄金時代を作り上げた実績があります。

このスタン・カステンらはファームを充実させることが長くチームが繁栄する上で重要であることを認識していて、それを実行するためにレイズからアンドリュー・フリードマン社長、アスレチックスでビリー・ビーンの右腕だったファルハン・ザイディをGM
らを迎え、他にもパドレスでファームを充実させたジョシュ・バーンズらの体制に移行しました。

ドジャースはマット・ケンプらを始めとする大型トレードを成立させてきたのですが、チーム内のトッププロスペクトには手をつけず、トレードで獲得したプロスペクトを直ぐに交換要員として放出するトレードによってロースターを徐々に入れ替えていきました。

その結果、ドジャースは年俸総額は膨れ上がったものの地区4連覇を果たすと同時に、MLBでもトップクラスのファームの選手層となりました。

すでに新人王となったコリー・シーガー、ジョク・ピーダーソン、フリオ・ウリアスらがそのチーム方針の結実となりつつあるのですが、それでもまだトレードの交換要員にできる選手を抱えています。

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FOXスポーツのケン・ローゼンタール記者はドジャースが2016年シーズン中にリッチ・ヒルの獲得のため3名の投手のプロスペクトを交換要員にでき、現在は成立には遠いもののブライアン・ドージャーの獲得のために、投手のトッププロスペクトであるホセ・デレオンの放出も応じる姿勢なのは、メジャーとマイナーの両面で投手の層が厚いからできることだと分析しています。

ケン・ローゼンタール記者は“The Dodgers are loaded with prospects and ready to trade”という記事の中で以下のようなドジャースの現状を伝えています。

The Dodgers have 10 — count ‘em, 10 — other starting options on their major-league roster, some who are quite good (Clayton Kershaw, Rich Hill, Kenta Maeda), some who are oft-injured (Hill, Scott Kazmir, Brandon McCarthy, Hyun-Jin Ryu), some who are less established (Julio Urias, Brock Stewart, Ross Stripling).

トレード市場で話題になっているホセ・デレオンが3Aで先発投手でありながら奪三振率(9イニングあたりの奪三振数)11.6を記録するなど、紛れもないトッププロスペクトであることを伝えた上で、その他に9名の先発ローテ候補がいることを指摘しています。

クレイトン・カーショー、リッチ・ヒル、前田健太、スコット・カズミアー、ブランドン・マッカーシー、柳賢振、フリオ・ウリアス、ブロック・スチュワート、ロス・ストリップリングらの名前が列挙されています。

さらにマイナーにも将来的に先発ローテに入ることが期待ができる投手のプロスペクトがいることをローゼンタール記者は示します。

Yadier Alvarez, a 2015 free-agent signing out of Cuba, touches 100 mph. Walker Buehler, the team’s first-round pick out of Vanderbilt in 2015, is entering his first full season removed from Tommy John surgery. And less-heralded types such as Chase De Jong and Trevor Oaks could help fill vacancies at the major-league level.

2015年のアマチュアFAから契約をしたヤディアー・アルバレスは100マイルに到達するファーストボールを持ち、2015年ドラフトの1巡目24番目指名のウォーカー・ブエラー。

さらにメディアなどで高い評価を受けているわけではないもののチェイス・デヨング(MLB.com:チーム内17位)、トレバー・オークス(MLB.com:チーム内30位)らもいて、厚みを加えていることをローゼンタール記者は示しています。

ヤディアー・アルバレスとウォーカー・ブエラーらは1Aのため、まだまだ時間が必要ですが、チェイス・デヨングとトレバー・オークスらは3Aまで昇格していますので、2017年のバックアップ要員として期待ができます。

このようにメジャーでもマイナーでも先発ローテ候補を多数抱えているため、必要に応じて交換要員として放出し、必要なポジションの穴をシーズンオフでもシーズン中でも埋めることができるドジャースです。

資金力もMLB随一でありながら、選手の育成面でも成果を上げつつあり、それを主導するフロントはアンドリュー・フリードマン、ジョシュ・バーンズ、アレックス・アンソポロスなどGM経験者を複数抱えるなど万全の体制を整えつつあります。

ドジャースはシカゴ・カブスとはまた違ったアプローチで黄金時代を築く準備が整いつつあるようです。

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