デトロイト・タイガースは2年連続ぜいたく税の対象へ・・・2018年の年俸総額は圧縮へ

Detroit Tigers Top Catch

デトロイト・タイガースはジャスティン・バーランダーとミゲル・カブレラの2人にともに2800万ドル、ジャスティン・アップトンに2212万5000ドル、ジョーダン・ジマーマンとビクター・マルティネスの2人にともに1800万ドルと大型契約を多く抱えて2016年を戦いました。

この他にもアニバル・サンチェスに1680万ドル、イアン・キンスラーに1400万ドルを支払うなど、年俸総額は大きく膨れ上がった結果、シーズン開幕時には球団史上最高額となる1億9859万3000ドルに達し、シーズン終了時には2億1500万ドルに達したとされています。

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すでにデトロイトのマーケット規模を考えると適正な予算を逸脱している状態となったため、タイガースのGMであるアル・アビラは将来を見据えて主力選手を売り出すことも選択肢としている姿勢をシーズンオフ当初に明らかにしていました。

しかし、タイガースの高額年俸の選手たちが争奪戦になるようなマーケットの動きにはならず、結局2017年も主力選手の大半を残して戦うことになりました。

そのため2017年の同様に年俸総額が膨れ上がったままとなり、2017年のぜいたく税の基準である1億9500万ドルを超過することが確実となり、2年連続でぜいたく税の対象となることが濃厚となりました。

ただ、やはりこの状況は好ましくはないため2018年には1億9700万ドルに設定されているぜいたく税の基準以内に圧縮する方向性であることをアル・アビラGMが明かしています。

以下はDetroit Free Pressの“Al Avila vows Detroit Tigers won’t hit luxury tax in 2018”からの引用です。

But the team will not go over it for a third straight season in 2018, general manager Al Avila said at the Detroit Sports Broadcasters Association’s Tiger Day on Thursday.

“Our situation, really, it’s a tough situation,” he said. “Everybody’s looked at our payroll, and it’s over $200 million. This will be the second year we’re going over the luxury tax; we certainly are not going to go over the luxury tax for a third year.”

「とてもタフな状況にある。年俸総額は2億ドルを越えていて、2年連続でのぜいたく税の基準を超過することになる。私たちは間違いなく3年連続でぜいたく税の対象とならないようにするつもりだ」と話し、超過すれば3年連続となる2018年にはぜいたく税の基準額以下に年俸総額を抑える方針を示した伝えています。

デトロイト・タイガースの2016年の最終的な年俸総額は2億1500万ドル前後で、2016年の基準である1億8900万ドルを2600万ドル余り超過してしまいました。

2016年までは旧労使協定の内容が適用されるため、2年連続での基準額超過は超過分の17.5%が税率となり、タイガースは400万ドル程度を支払うことになります。

そして新労使協定が有効となる2017年に関しては以下のようになるとDetroit Free Pressは伝えています。

If the Tigers exceed the limit in 2017, as Avila said they will, a 30% tax will be imposed on all money over the $195-million threshold. If they exceed the limit by $20 million, an additional 12.5% tax would be imposed on those monies.

タイガースが2017年もぜいたく税の対象となると超過分の30%の支払い義務が生じ、さらにその超過分が2000万ドル以上だった場合には12.5%がさらに上乗せされ、実際には42.5%がぜいたく税を支払う必要に迫られるとのことです。

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デトロイト・タイガースの2017年はミゲル・カブレラの3000万ドルを筆頭に、契約が確定している金額だけで1億9430万ドルに達しています。

さらに25人枠の残り6名分の480万ドル(60万ドルX8)、40人枠の残り15名分の225万ドル(15X15万ドル)の合わせて705万ドルが加わるため、2億135万ドルと2億ドルの大台を突破します。

そして1300万ドルの選手のための保険や給付もぜいたく税の対象となるため、ぜいたく税算出上の年俸総額は2億1400万ドル前後に達する状況です。

ここにシーズン終了時点には各選手のインセンティブ、シーズン途中でのメジャー昇格選手の年俸も加わるため、シーズン中に大型トレードを連発しない限り、2017年にぜいたく税を回避することは難しい状況です。

ただ、アビラGMが話しているように2018年は少し状況が変わってきます。

JDマルティネス、フランシスコ・ロドリゲス、マイク・ペルフリーらがFAとなるため契約の確定額は1億7000万ドル程度に減少する見込みで、アビラGMが話すようにぜいたく税の基準を超過せずに済ませることが可能ではあります。

しかし、1億7000万ドルという金額はアニバル・サンチェスの1600万ドル、イアン・キンスラーの1000万ドルという2018年のチームオプションを含まない金額のため、これらの選手にそのままFAになってもらうことが必要となります。

ジャスティン・アップトンと6年1億3275万ドルの大型契約を結び、2017年が2年目となるのですが、シーズン終了後にオプトアウトしてFAとなることができる条項が盛り込まれていて、これを行使してくれれば、タイガースとしてはもう少し余裕が生じることになります。

ただ現実的にはジャスティン・アップトンがよほど2017年に好成績を残さない限り、残契約の4年8860万ドル以上の契約をFA市場で獲得できる可能性は低いため、チームに残留することを想定する必要があります。

ファームのプロスペクトの層が薄く、年俸総額は限界以上に膨れ上がっているタイガースで、2017年は一旦は勝負することになりますが、早ければ2017年のトレード期限前、遅くとも2017-18シーズンオフに大きな動きを模索することになりそうです。

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