アトランタ・ブレーブスの2016-17シーズンオフの補強ポイントと来季の展望

Atlanta Braves Top Catch

2014年に地区2位となったものの上限に達していた年俸総額と、ファームの薄い選手層などにより、再建モードに移行したアトランタ・ブレーブスでした。

主力だったジェイソン・ヘイワード、クレイグ・キンブレルらを次々と放出して年俸総額を抑制し、若いプロスペクトを獲得し、一気にファームの層を厚くすることに成功したブレーブスです。

そのような再建モードとなったこともあり、2015年は67勝95敗で地区4位、2016年は68勝93敗で地区最下位となりましたが、2017年は新球場へ移転することもあり、再び戦える戦力へと整備していくことが課題となっています。

そのアトランタ・ブレーブスの2016-17シーズンオフの補強ポイントと来季の展望です。

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このページではMLB公式サイトの”Braves target pieces to complement core”の記事をベースに、情報を加えてまとめています。

年俸調停権有資格者:エンダー・インシアーテ、アローディス・ビスカイーノ、クリス・ウィズロウ、パコ・ロドリゲス

フリーエージェント(FA):AJピアンジンスキー、エリック・オフラハティ、エミリオ・ボニファシオ

先発ローテーション:フリオ・テヘラン、マイク・フォルテネービッチの2人は確定で、ベテラン投手2人を補強する予定。5番手に関しては若い投手で争わせる構想。マット・ウィスラーが最有力も、ベースボールアメリカやMLB公式サイトがプロスペクトランキングでトップ30にランクするシーン・ニューカムも期待される。2016年は3Aで140イニングを投げ防御率3.86。

ブルペン:ジム・ジョンソン(CL)、アローディス・ビスカイーノ(Setup)、マウリシオ・カブレラ、ホセ・ラミレス、イアン・クロル(左)、クリス・ウィズロウ、シェイ・シモンズ

ジム・ジョンソンは2年契約延長で合意し、当面はクローザーを担当。クローザーを務めていたビスカイーノが健康であればセットアップになり、マウリシオ・カブレラ、ホセ・ラミレスと豪腕のトリオを形成できる。他にもブルペンで期待できるリリーフがいる状態。

捕手:正捕手が必要な状態。ウィルソン・ラモスはクオリファイング・オファーが確実で、ドラフト指名権を失うこと、年俸が高額なためターゲットになりにくい。マット・ウィータースにはあまり関心がないと伝えられる。タイラー・フラワーズがいるが盗塁阻止率に難があるため、ブレーブスはバックアップにしたい意向。

一塁手:フレディ・フリーマンで確定。今季は打率.302/出塁率.400/長打率.569/OPS.968で34本塁打とブレーブスの主軸としての価値を再確立。バックアップとしてベテランのジェフ・フランコーアのような選手を獲得する可能性があり。

二塁手:プロスペクトのオジー・アルビーズが守るのが理想も、9月に右肘を骨折したため、開幕時はジェイス・ピーターソン(率.254/出.350/長.366/OPS.715)が守る可能性が高い。プラトーンパートナーが必要で、チェイス・ダーノー(.245/.317/.335/.652)が候補に。

遊撃手:ダンズビー・スワンソンでほぼ確実。2015年ドラフト全体1番目で、プロスペクトランキングでもトップ10からトップ20の評価を得ていた選手。9月に2Aからいきなりジャンプアップしましたが、打率.302/出塁率.361/長打率.442/OPS.803と結果を残しています。

三塁手:補強を模索するポジション。内部のオプションとしては打撃は期待できるも守備が課題となっているアドニス・ガルシア(率.273/出.311/長.406/OPS.717/本塁打14)。

外野手:ニック・マーケイキス、マット・ケンプ、エンダー・インシアーテで確定的。

ケンプは移籍後の56試合で打率.280/出塁率.336/長打率.519/OPS.855、12本塁打、39打点と活躍。マーケイキスは年俸が1100万ドルということもありトレードの噂が絶えなかったが、後半戦の71試合で打率.289/出塁率.370/長打率.441/OPS.811、8本塁打と成績を上げ、高い守備力もあるため、ブレーブスの来季の構想に残ることが濃厚。

ケンプとマーケイキスをチームに残した場合にはマレックス・スミスはバックアップとなると見られています。

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2013年は地区優勝を果たし連覇が期待されたブレーブスでしたが、2014年は地区2位に甘んじました。

この地区2位だけを見ると悪くない成績となるのですが、79勝83敗と負け越し、得失点差も-24と内容は良くありませんでした。

この2014年はチーム史上最高額となる1億1200万ドルの年俸総額で、これがブレーブスの上限の予算だとされています。

しかし、年俸が年々上昇していく長期契約を抱えている上にロースターに穴が多く補強が必要でしたが、ファームの選手層はメジャーで下から数えた方が早いという状態で、FAでもトレードでも補強できない行き詰まりに直面していました。

2017年にこれまでのターナー・フィールドから新球場のサントラストパークに移転することもあり、そのタイミングで優勝を争うために一旦は主力を放出し、若い選手を獲得してチームを作り変える「再建モード」を実行することをブレーブスは選択しました。

その動きを指揮したのがインディアンスとレンジャーズの礎を築いたジョン・ハートでした。

野球運営部門社長に就任した後、ジョン・コポレッラをGMに据え次々とトレードを行い、ロースターを大きく組み替えました。

その結果、メジャーでもトップレベルのファームとなり、メジャーレベルでも若い選手が台頭し、チームのコアが出来上がりつつあります。

そのため2017年に戦うためにはそのコアの周りを固めるベテラン選手を必要としているブレーブスです。

しかし、年俸を削減したものの、予算規模が大きくありませんので、制約は少なくありません。

来季はマット・ケンプが2175万ドル、フレディ・フリーマンが2086万ドル、ニック・マーケイキスが1100万ドル、フリオ・テヘランが647万ドルで総額では6000万ドルとなるのですが、ケンプの年俸をドジャースとパドレスが一部負担するため、確定している年俸は5000万ドル程度となっています。

ジョン・ハート氏が入った時点でチーム内部での育成を重視する方針となったため、年俸総額を膨らませるような単純な補強は好まないことは確実です。

そのため年俸総額に余裕はあるものの、単純にお金を費やすのではなく、トレードとFAの両面でクリエイティブな動きをジョン・コポレッラは模索すると予想されています。

ポジションとでは捕手、三塁手、ベテランの先発投手が補強ポイントとなるのですが、若い選手をまとめ引っ張っていくリーダーシップをとれる選手も必要としています。

そのようなニーズに合致するのがヤンキースのブライアン・マッキャンです。リーダーシップに優れ、正捕手としての実力がありながらも、ゲーリー・サンチェスの台頭でその座を失いっています。

FAでヤンキースに移籍する前にはブレーブスにも在籍していましたので、ブレーブスファンにも馴染みのある選手です。

様々な要素がチームのニーズに合致していることもあり、シーズン中にもトレードを模索したとされていますので、シーズンオフに注目したい動きの一つです。

若い選手が多いため来季の成績が読みにくい面はあるものの、ベテランとうまく噛み合えばワイルドカードを争うことも期待できるため、シーズンオフに効果的な補強に成功できるか注目されます。

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