ブルージェイズに早くも「売り手候補」との予想が・・・主力の低迷と故障でスロースタート

Bule Jays Top Catch

ブルージェイズは2015年に地区優勝、2016年に地区2位もワイルドカードで、2年連続ポストシーズン進出を果たし、その結果、テレビ視聴率も上昇し、観客動員はア・リーグ最多となる339万人を突破しました。

しかし、2017年は開幕から主力選手が不調だったところに、さらに故障者リストに入る選手も増えるなど苦しい状況で2勝10敗と大きくつまずいてしまいました。

そのブルージェイズがトレード期限前の売り手になりそうだとの予想、憶測が早くもメディアに流れ始めています。

低調な打線に追い打ちをかけるドナルドソンの離脱

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FOXスポーツのケン・ローゼンタール記者が以下のように伝えています。

The Blue Jays, at 2-10, already look like a likely seller. Neither right-hander Aaron Sanchez (blister) and lefty J.A. Happ (elbow) is expected to be out long, but third baseman Josh Donaldson likely will miss 2 to 4 weeks due to his latest calf issue, sources said.

「2勝8敗のブルージェイズは、すでに「売り手候補」のように見える。アーロン・サンチェスとJ.A.ハップともに離脱は長くならない見込みだが、ふくらはぎを痛めているジョシュ・ドナルドソンは2週間から4週間は離脱することになりそうだと、関係者が話している。」

開幕から大きくつまずいていたところに追い打ちをかけるように、先発ローテの2枚と主砲のジョシュ・ドナルドソンが故障者リストに入ってしまったブルージェイズです。

両リーグ最低の1試合平均2.83得点と低迷する打線の中で ジョシュ・ドナルドソンは打率.310/出塁率.429/長打率.586/OPS1.015と一人気を吐いていました。

レギュラークラスは、ラッセル・マーティンが打率.097/出塁率.282/長打率.129、トロイ・トゥロウィツキーが.250/.277/.409、スティーブ・ピアースが.156/.206/.156、ホセ・バティスタが.136/.264/.182、ケンドリス・モラレスが.227/.320/.409、デボン・トラビスが.105/.150/.105と、軒並み低調な中でのジョシュ・ドナルドソンの離脱は大きな打撃となっています。

このようなスロースタートに加えて、主力選手の年齢が高く、さらにFAとなる時が近づいていること、主力のバックアップとなるファームの選手層が充実していないこと、などが相まって早くも「売り手」になる観測が浮上している状況です。

売り手になっても大規模な再建モードの可能性は低い?

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ただ、売り手になるとの観測は出ているものの、仮にそうなったとしても大規模な再建モードに移行することを選択することは疑わしいとローゼンタール記者は述べています。

Whatever happens, it’s doubtful the Jays would pursue a major overhaul. They sold approximately 2.5 million tickets before the season even began, sources said, and do not want to lose the momentum they’ve generated in the market since the second half of 2015 – momentum reflected not only by their attendance, but also in their television ratings.

「何が起こったとしても、ブルージェイズが大規模な再建を選ぶことは疑わしい。関係者によると、彼らはシーズン開幕前に250万枚のチケットがすでに売れている。観客動員だけでなく、視聴率にも反映されている2015年後半からのマーケットの勢いを、彼らは失いたくないと考えている。」

大規模な再建モードを選択すると、一般的に90敗から100敗を喫することを覚悟する必要があります。

当然のことながらファンは、応援するチームが負ける試合を見るために球場を訪れたり、テレビをつけたりすることを好みませんので、数字は急激に落ちていくことになります。

2014年の観客動員237万人から2年で1.5倍近くまで伸びた、ファンの熱気をオーナー側、経営側も失いたくはないということです。

ただ、ブルージェイズの主力選手の年齢は高く、FAが近づいていますので、ある程度のトレード放出はありうることです。

That said, the Jays are the oldest team in the majors, and they could trade their top potential free agents (right-hander Marco Estrada, left-hander Francisco Liriano, right fielder Jose Bautista) and still be quite competitive next season.

『ブルージェイズの主力はMLBで最も年齢が高いため、今季終了後にFAとなるマルコ・エストラーダ、フランシスコ・リリアーノ、オプション次第でFAとなるホセ・バティスタなどトレード放出する可能性がある。またそうしたとしても来季にポストシーズンを争うことが十分にできる。』

大規模なチームを再建選んだ場合には、2018年シーズン終了後にFAとなるジョシュ・ドナルドソン、J.A.ハップ、スティーブ・ピアースらも候補となるのですが、これらの選手を残せば、ある程度は戦えるだろうということです。

ブルージェイズは前任のアレックス・アンソポロスGMの大胆なトレードで地区優勝にこぎつけたのですが、その結果、優秀なマイナーの投手を放出しています。

デトロイト・タイガースにはダニエル・ノリスとマット・ボイド、コロラド・ロッキーズにはジェフ・ホフマンらを2015年シーズンのトレードで放出しました。

ダニエル・ノリスとマット・ボイドは今シーズン開幕からローテに入り、それぞれ2試合12回1/3で防御率2.19、3試合14回1/3で防御率3.77と好調なタイガースを支えています。

またジェフ・ホフマンも3Aで開幕を迎えていますが、ベースボール・アメリカが36位、MLB公式サイトが44位、ベースボールプロスペクタスが50位と、プロスペクトとして高い評価を得ています。

アレックス・アンソポロスは、これらのトレードの前にはR.A.ディッキーを獲得するために、ノア・シンダーガードを放出するなど、優秀な投手たちを次々と放出してしまったことが、地区優勝をしながらもブルージェイズを去る原因となりました。

結果として、ブルージェイズを長期間支えることができる投手をトレードで放出した結果、数年後のローテを考えた時に見通しは立てにくいため、再びトレードである程度ファームの層を厚くしたいチーム事情もあります。

マーク・シャピロ社長はシーズン序盤ということもあり主力のトレード放出を一蹴していますが、ロースター全体を考えると、いつかは取り組むべき課題のため、もし低迷が続けば、そのタイミングは早まることになりそうです。

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