アスレチックスの2017年シーズン戦力分析 – MLB30球団開幕ロースターと戦力予想

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1. 2016年シーズンの主要な成績の一覧

オークランド・アスレチックスの2016年シーズンの、打撃、守備、投手の主要な成績の一覧です。

攻撃スタッツ(リーグ順位)
得点653(15位)
打率.246(14位)
出塁率.304(15位)
長打率.395(15位)
OPS.699(15位)
本塁打169(12位)
盗塁50(14位)
盗塁成功率68.49%(9位)
守備スタッツ(リーグ順位)
UZR-53.4(15位)
DRS-72(15位)
投手スタッツ(リーグ順位)
防御率4.51(14位)
先発防御率4.84(14位)
ブルペン防御率4.01(10位)
セーブ数42(10位)
セーブ成功率64.62%(12位)

打線、守備、投手のほとんどのスタッツでリーグの下位に沈んだ2016年で、得失点差は-108と壊滅的で、69勝93敗でよく収まったというものでした。

2. 2016-17シーズンオフの戦力補強動向

2016-17シーズンオフの戦力補強動向の一覧は以下のとおりとなっています。

獲得/流出選手名(ポジション)
流出サム・ファルド(OF)
流出ジャロッド・パーカー(SP)
流出ヘンダーソン・アルバレス(SP)
トレード流出ダニー・バレンシア(IF)
トレード流出ブレット・エイブナー(OF)
獲得サンディアゴ・カシーヤ(RP)
獲得マット・ジョイス(OF)
獲得ラージャイ・デービス(OF)
獲得トレバー・プルーフ(3B)
獲得アレハンドロ・デアザ(OF)
獲得アダム・ロサレス(UT)
再契約ロス・デトワイラー(SP/RP)
トレード獲得ポール・ブラックバーン(SP)
トレード獲得ディロン・オバートン(SP)

大きな補強ではないもののアスレチックスの基準からするとFA市場で積極的に動き、サンディアゴ・カシーヤに2年1100万ドル、マット・ジョイスに同じく2年1100万ドル、ラージャイ・デービスに1年600万ドル、トレバー・プルーフに1年525万ドルと合計で3325万ドルを投資しました。

年俸総額が8000万ドルで推移しているアスレチックスにとっては大きな資金を投入しました。しかし、残念ながらチームを大きく強化したとは言い難い補強にとどまっています。

3. 2017シーズン開幕時のロースター編成の予想

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オークランド・アスレチックスの2017年シーズン開幕時に予想される先発スターティングメンバー、ベンチ要員、先発ローテーション、ブルペンの編成などは以下のとおりとなっています。

【先発スターティングメンバー】

  1. マット・ジョイス (RF)
  2. ジェド・ラウリー (2B)
  3. リオン・ヒーリー (DH)
  4. クリス・デービス (LF)
  5. スティーブン・ボート (C)
  6. トレバー・プルーフ (3B)
  7. マーカス・セミエン (SS)
  8. ヨンダー・アロンソ(1B)
  9. ラージャイ・デービス (CF)

【ベンチ要員】

  • ジョシュ・フェグリー (C)
  • マーク・カナ (1B/OF)
  • アダム・ロサレス (UT)
  • DL:ジョーイ・ウェンドル (2B)
  • DL:ジェイク・スモリンスキー (OF)
  • 昨年42本塁打で打率.247/出塁率.307/長打率.524/OPS.831とブレイクしたクリス・デービス、27本塁打、75打点のマーカス・セミエンなど希望を感じさせる選手もいるのですが、全体的に迫力不足で、今年も得点力不足は続くことになりそうです。

【先発ローテーション】

  1. ケンドール・グレーブマン (R)
  2. ショーン・マネイア (L)
  3. ジェラル・コットン (R)
  4. アンドリュー・トリッグス (R)
  5. ラウル・アルカンタラ (R)

【ブルペン】

  • CLO:ライアン・マドソン (R)
  • SET:ショーン・ドゥーリトル (L)
  • SET:サンティアゴ・カシーヤ (R)
  • RP1:ライアン・ダル (R)
  • RP1:ジョン・アックスフォード (R)
  • RP2:リアム・ヘンドリックス (R)
  • RP3:ダニエル・コーロンブ (L)
  • RP4:フランキー・モンタス (R)
  • DL:クリス・バシット (SP)
  • DL:ソニー・グレイ(SP)
  • DL:ダニエル・メンデン (SP)

エースのソニー・グレイは背中を痛めて、ようやくスローイングを再開したところで、復帰は4月中旬ごろになる見込みです。

若い投手が揃う先発ローテは、いまだバックエンドの投手を5人並べているような編成で、状況は厳しいものがあります。

勝ちパターンはライアン・マドソン、ショーン・ドゥーリトル、ライアン・ダル、ジョン・アックスフォードらに、サンディアゴ・カシーヤを加えて、アスレチックスの中では一番計算が立つ布陣とはなりましたが、やはり強力というのには遠い編成です。

4. 寸評・評価

ビリー・ビーンは2015年10月に上級副社長に役職を移し、デビッド・フォーストをGMとしたものの、実質的な編成に関わり続けています。

ビリー・ビーンは大規模な再建モードに移行することは「長く待つことはできない」と否定し続けています。

しかし、メジャーのロースターは手薄で優勝やポストシーズンを争うにはほと遠く、ファームも以前よりは良くなったものの、勝負をかけた2012年から2014年の期間で失ったプロスペクトの穴を埋めることはできていません。

インパクトのあるレベルのプロスペクトは見当たらず、ファーム全体の層への評価もあまり高くありません。

8000万ドル台でありながら、それ以上の大きな増額はできない年俸総額に制約がある状況で、再建モードを否定することは、中途半端な状態が長引くだけになる可能性があります。

すでに2015年に68勝94敗、2016年に69勝93敗と大きく負け越して地区最下位に沈み、得失点差は-35から-108と悪化しています。

若い選手を獲得するためのコマとしてベテランのFA選手を獲得し、価値を高めた上で昨年のリッチ・ヒルのように大きな見返りを得ようとしていることもうかがえますが、クリス・デービス、スティーブン・ボート、ソニー・グレイの方がより質の高いプロスペクトを獲得することができます。

収入増が期待できる新球場への移転も進まず、様々な面で行き詰まりを感じさせるアスレチックスで、アストロズ、レンジャーズ、マリナーズというポストシーズンを争うチームだけでなく、エンゼルスにも差を感じさせられる編成のため、地区最下位に沈む可能性が高い状況です。

このチームを立て直す道をどのように見出していくのか、注目されます。

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