ア・リーグ西地区の覇権はダルビッシュのパフォーマンス次第?アメリカ大手メディアが復帰の意味と価値を分析

Texas Rangers Top Catch

ダルビッシュ有が2014年8月9日以来となるメジャーリーグのマウンドに5月27日のパイレーツ戦から復帰します。

復帰後の初登板では85-90球がメドとなるようですが、離脱する前にはメジャートップクラスのNO.1スターターとして評価されていたダルビッシュのため、そのパフォーマンスにアメリカの多くのメディアが注目しています。

そのような最中、アメリカ大手メディアのCBSスポーツのJonah Keriが”AL West hinges on Yu Darvish return and Rangers swallowing pride on Prince Fielder”というタイトルの記事で、ア・リーグ西地区の行方はダルビッシュ次第と分析しています。

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好調なテキサス・レンジャーズにも懸念材料が

テキサス・レンジャーズのチーム状態は良く、首位のマリナーズとは1.5ゲーム差がついているものの、最近の6試合で5勝して27勝20敗として勝率.574はレッドソックス、マリナーズに次ぐア・リーグ3番目の高い勝率となっています。

すでに悪く無い状態のレンジャーズなのですが、他のチームはトレード期限前に大きな補強があるまでは現状の戦力で戦い続けることになるのに対して、レンジャーズはエースのダルビッシュと主砲のプリンス・フィルダーが復帰してくるという戦力アップが期待できるとJonah Keriは述べます。

トミージョン手術からの復帰は簡単ではないことは間違いなく、球速の低下や制球力の問題に直面することが多くなります。

そのことにJonah Keriは触れた後、最近の2Aでの登板で87球を投げてストライクが56球(71.79%)、被安打はわずかに3本で、与四球は1球だけで、ファーストボールは球速は96マイルを記録し、カットボールやシンカーも良く制球されていたというダルビッシュのリハビリ登板の内容を見る限り、今のところその心配はなさそうだと捉えています。

その後、現時点では数字が悪く無いレンジャーズの先発投手陣ではあるのですが、その投手陣へのダルビッシュの復帰がもたらす意味と価値について、分析していきます。

レンジャーズの先発ローテーションではデレク・ホランドが防御率5.21と不調で、スイングマンのシーザー・ラモンは最近の2試合の先発で僅かに2失点と良かったが、スイングマンにシーズン通しての活躍は期待しにくいとJonah Keriは述べます。

さらにコール・ハメルズ、マーティン・ペレス、コルビー・ルイスの3人は防御率3.38以下と表面的な数字は良いものの、不安を感じさせる内容があることを指摘しています。

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Jonah Keriが指摘するレンジャーズ投手陣の不安材料は以下のとおりとなっています。

  1. この3人のFIPはいずれも防御率よりも悪い
  2. マーティン・ペレスは与四球がア・リーグで1番多い
  3. コール・ハメルズとコルビー・ルイスの被本塁打が多い
  4. 対戦したチームの得点圏打率が平均よりもかなり低く、これが長く続くのを期待しにくい

このような不安材料がレンジャーズにあるため、余計にダルビッシュ有の復帰は大きな戦力アップにつながるとJonah Keriは分析しています。

マーティン・ペレスは60回1/3で与四球30個と、与四球率(9イニングあたりの与四球数)は4.48と非常に悪い数字となっています。

コール・ハメルズとコルビー・ルイスはいずれも10本の本塁打を献上してア・リーグで11番目に多い数字で、ハメルズの被本塁打率(9イニングあたりの被本塁打数)は1.57、ルイスは1.41本と褒められたものとはなっていません。

味方の守備の影響を排除して投手の実力を測るために、奪三振、与四球、被本塁打で算出する擬似防御率であるFIP(Fielding Independent Pitching)というものが使用されています。

FIPよりも防御率が良い場合は、投手の実力による成績というよりも、味方の守備や運に助けられていると考えられ、長くは好成績が続かないと予想されます。

シカゴ・カブスなどは防御率が悪く評価が下がっている投手でも、このFIPが良い選手を見つけて拾ってきて活躍させています。

そのFIPと防御率の比較で見ていくとコール・ハメルズが防御率2.83に対してFIPが4.50、マーティン・ペレスが防御率3.13に対してFIPは4.31、コルビー・ルイスが防御率3.38でFIPは4.37と、いずれも防御率の数字が良くなっています。

しかもこのFIPはア・リーグでハメルズが15番目、ルイスが20番目、ペレスが23番目に悪い数字となっています。

そのため現在の成績が長く続くとは期待しにくい状況にあるといえるテキサス・レンジャーズの先発ローテーションです。

このように今後数字が落ちていく可能性が小さくないレンジャーズ投手陣に、エースのダルビッシュが復帰することは大きな意味があるということです。

ア・リーグ西地区のパワーバランスに影響をあたえることになりそうなダルビッシュのメジャー復帰です。

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