ミッチ・ハニガーの評価が急上昇!マリナーズ新時代のコアプレイヤー候補に浮上

Seattle Mariners Top Catch

シアトル・マリナーズがシーズンオフに行った補強は小規模なものが多く、ヘッドラインを飾るようなものはダイヤモンドバックスからジーン・セグラを獲得したトレードくらいでした。

かつてはMLB全体でもトップ5の有望株と評価され、長くマリナーズのエース候補と目されていたタイファン・ウォーカー、正遊撃手のケーテル・マルテを放出しての獲得だったこともあって、注目を集めるものとなりました。

獲得したジーン・セグラは、現在はハムストリングの張りで故障者リストに入っているものの、離脱前には低迷するマリナーズにあって走攻守で光るものを見せていました。

しかし、それ以上に注目を集め始めているのが、そのセグラのトレードで、ともに移籍してきたミッチ・ハニガー外野手です。

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ドラフト上位指名もマイナー時代はトップクラスの評価を受けず

ミッチ・ハニガーは1990年12月23日生まれの26歳で、右投げ右打ちの外野手です。2012年ドラフト1巡目全体38番目でブルワーズに指名されてプロ入りしますが、その後ダイヤモンドバックスにトレード移籍しています。

ドラフトの指名順位での評価は高かったといえるミッチ・ハニガーですが、MLB全体のプロスペクトランキングのトップ100に指名されたことはなく、大きな注目を集めるような選手ではありませんでした。

しかし、マイナーを着実にステップアップし、どのレベルにおいても打率2割8分から3割台を残す安定した成績を残して、本格的なブレイクをしたのが2016年でした。

2Aでは55試合で打率.294/出塁率.407/長打率.462/OPS.869、5本塁打30打点、3Aの74試合で打率.341/出塁率.428/長打率.670/OPS1.098、20本塁打・64打点と結果を残しメジャー昇格を果たしました。

ただ、メジャーの34試合で打率.229/出塁率.309/長打率.404/OPS.713と結果を残しきれず、今季は正中堅手のA.J.ポロックが復帰すること、若い先発投手が欲しいというチーム事情も相まって、マリナーズへの交換要員となりました。

マリナーズは獲得した当初から実力を高く評価していて、スプリングトレーニングが始まる前の段階から、余程の低迷がない限り、開幕時には正右翼手になるだろうと多くの地元メディアが予想するほどでした。

そのミッチ・ハニガーの活躍が、シーズンで出しのつまずきからバウンスバックしようとしているチームの起爆剤となろうとしています。

走攻守での貢献度が高く選手としての成熟度も高いハニガー

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ミッチ・ハニガーは13試合を終えた段階で、打率.294/出塁率.410/長打率.588/OPS.998、4本塁打、11打点、2盗塁と素晴らしい成績を残しています。

これらの成績のうち本塁打、打点、出塁率がチームトップで、長打率もレギュラーの選手の中ではトップで、守備への貢献度も高く、まだ母数が少なく参考程度ではありますが守備防御点(DRS)は+2となっています。

元々、外野守備への評価が高かったジャロッド・ダイソンが+4、レオニス・マーティンが+2と、いずれも守備防御点でプラスとなっているため、今までのマリナーズでは考えられないほど外野の守備が安定し、ミッチ・ハニガーはディフェンス面でも重要な役割を果たしています。

このようなミッチ・ハニガーについてサーバイス監督が以下のように称賛していることをMLB公式サイトのグレッグ・ジョン氏が伝えています。

We’ve liked everything we’ve seen from Mitch since the first day we got him to Spring Training,” Servais said. “How he’s gone about his business, and obviously he’s been very productive for us. He does his homework, he’s as prepared as anybody we have, and he’s got a lot of confidence.”
(中略)
“That’s very difficult,” Servais said of the patient at-bat with a game on the line. “We’ve talked a lot about our ability to control the strike zone and within that, you have to trust the guy behind you. That’s exactly what we’re talking about.
“It says a lot about the maturity of the player that he is right now, and he’s got a chance to get even better.”

内容を要約すると「スプリングトレーニングの初日からミッチ・ハニガーの全てのパフォーマンスを気に入っていた。課せられた課題をこなし、他の誰にも引けをとらないほど準備ができていて、自分に自信を持ち、チームに貢献し続けている。」「ストライクゾーンをしっかりとコントロールすることは難しいことだが、重要なので私たちはそのことについて話し続けている。しっかりとボールを選ぶためには、自分の後を打つ選手を信頼しないといけない。現在の彼が残している数字は選手としての成熟を物語っていて、さらによくなる可能性がある。」とサーバイス監督は話しています。

以下は4月16日のレンジャーズ戦で見せた守備の動画です。

続いて、4月9日のエンゼルス戦での本塁打の動画です。

パワーヒッターという感じではなく、スイングも力任せではないのですが、本塁打もしっかりと打てています。ボールの下を叩いて打球に角度をつける技術を持っているようで、滞空時間の長い本塁打が目立つミッチ・ハニガーです。

これまでマリナーズがドラフト指名して育成してきた選手は、長打力は優れているものの、選球眼悪くて四球を選ぶ忍耐力がなく、振りが大きいため三振も多く、守備も雑さが目立つという選手ばかりでした。

その結果、期待されてきた野手のほとんどはマリナーズに残っていない状態で、モノになっているのはカイル・シーガーくらいで、残っているマイク・ズニーノも相変わらずなところが目立ちます。

その点、ミッチ・ハニガーは走攻守のバランスが良く、野球に対するメンタリティも比較的安定しているようで、選手としての熟成度の高さを感じさせるところがあります。

コアプレイヤーで一番若いカイル・シーガーが29歳のマリナーズの中にあって、新時代のコアプレイヤー候補として名乗りを上げたといえるミッチ・ハニガーで、新人王の有資格者でもありますので、その面でも今後を注目したい選手です。

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