上原浩治のクローザーとしてのアメリカでの評価

上原のすごさを認識し始めたアメリカメディア

無失点記録を続ける上原浩治に対する海外の反応、米メディアの評価を紹介したいと思います。

上原のすごさが日に日に認識されてきています。

明らかにアメリカのメディアで取り上げられる回数と量が増えてきました。

38歳にして覚醒したような上原浩治の活躍ぶりを、米メディアも注目せざるを得ないような状況です。

今日は、MSN Fox SportsのライターであるKen Rosenthalの記事を紹介したいと思います。多くの数値を上げながら紹介されている、とてもよい記事だと思います。

Entering Thursday night, Uehara’s average fastball speed of 89.2 mph was the second slowest among closers with at least 10 saves, according to STATS LLC.Yet Uehara’s swing-and-miss rate of 36.3 percent ranked third, behind only Kansas City’s Greg Holland and ? just barely ? Cincinnati’s 100 mph man, Aroldis Chapman.

引用元:MSN Fox SportsUehara’s unlikely rise to BoSox closer

(訳)木曜日の夜の時点で、上原のファーストボールの平均は89.2マイルで、10セーブ以上を上げているクローザーの中で2番目に遅い。しかし、上原の空振りを奪う率は36.3%で、ロイヤルズのGreg Hollandとレッズの100マイルの男Aroldis Chapmanに継ぐ3番目だ。

上原のファーストボールは平均で89.2マイルで143.6キロです。この数字は日本の各球団にいるクローザーの中でも遅い部類のスピードです。にもかかわらず、メジャーで空振り率が高いということです。

Greg Hollandは最速100マイル(160キロ)で、ファーストボールの平均でも95マイル(153キロ)を超えています。

そしてAroldis Chapmanは史上最速となる105.1マイル(約169.1キロ)を誇る剛速球投手で、スライダーでさえも80マイル後半と、上原のファーストボール並です。

これらのメジャー屈指の豪腕投手と肩を並べるほどの空振り率を誇っている上原です。

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クローザー配置転換後上原の圧巻の成績

そして、さらに上原のクローザーへの配置転換後の成績の素晴らしさについて、記者は言及します。

Uehara, since taking over the role, has pitched 33 1/3 innings. Struck out 45. Walked two. Produced a 0.27 ERA. And averaged only 13.0 pitches per inning.

(訳)上原がクローザーになってから、33回1/3を投げて、奪三振は45個、与四球は2、そして防御率は0.27だ。さらに1イニングあたり13球しか投げていない。

奪三振率も12.16とかなり高いのですが、それ以上に評価されているのが球数の少なさです。

肩が消耗品という意識があるからではありますが、この球数の少なさは、日本人が想像する以上にアメリカでは評価されます。

メジャーの平均が16.3球のため、とても上原はEfficient(能率的もしくは有能)だと捉えられています。

監督やチームメイトも完全には理解できない上原の投球

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では、なぜこのような遅いファーストボールで打者を抑え、空振りを奪い、三振がとれるのかについて、この記事のライターは突き詰めていきます。そこでレッドソックスの監督であるJohn Farrellの言葉を引用しています。

“Honestly, I sit there and think the guy has got like a sixth sense,” Farrell said. “He has such a feel for what the hitter is looking for and if they’re going to swing. It’s uncanny. The pitch he makes is always the right one.”

(訳)正直言って、上原はシックス・センス(第6感)を持っているように思う。彼は打者が何を待っているのか、そして何を打とうとしているのかを感じ取れるみたいだ。それは超人的だよ。彼はいつも正しいボールを投げるんだから。

正直に言って、監督のJohn Farrellも理論的には説明できないようです。ただ、打者が上原と対戦する時に、自分のタイミングでは打てないし、バランスを崩されて、バッティングを満足にさせていないことがわかります。

レッドソックスの同僚であるCraig BreslowもJohn Farrellと同じようなことを述べ、さらには捕手のDavid Rossは、“We say he’s a Ninja, He just knows.(彼を忍者と言うしかない、ただ「知っている」んだ。)”とまで、述べています。

上原のボールを受ける捕手でさえもわからないほど、ミステリアスな上原のピッチングです。

上原の決め球であるスプリット(フォークボール)のすごさ

しかし、記者はさらに突き詰めて上原の図抜けた投球内容の一因として、スプリットの素晴らしさを上げています。

Entering Thursday night, his swing-and-miss rate on the pitch was 43.4 percent, the second highest in the majors after the Chicago Cubs’ Jeff Samardzija, who was at 48.4 percent (minimum 200 splitters).

(訳)木曜日の夜の時点で、上原がスプリットで空振りを奪う確率は43.4%で、200球以上スプリットを投げている投手の中では、カブスのJeff Samardzijaに継ぐ2番目の高さだ。

そしてそのスプリットで空振りを奪える理由として、レッドソックスのバックアップ捕手のRossの言葉を引用しています。

「上原のスプリットのすごさは、プレートの真ん中で落とすだけでなく、両サイドのコーナに投げ分けることで、打者のバランスを崩していることだ」とバックアップ捕手のRossは述べています。

上原自身は、この他にも、投げる時に左足を上げてから、投げるまでのタイミングを変えていると、別の機会で自分のピッチングについて語っていますので、打者からするとたまったものではないのでしょう。

あとは、本当に故障がないことを願うばかりです。

今まで上原が高く評価されなかった理由は、以前に所属していたオリオールズの前球団幹部のMacPhailの言葉に集約されます。

“With Koji, it’s not a question of ability, just durability,” said MacPhail, the Orioles’ former executive.

「浩治に関しては、能力に関する問題はない、ただ耐久力だけだ」と述べています。

レッドソックスでクローザーになる前から素晴らしい成績をおさめていた上原でした。ただケガで1シーズンを投げ切ることができなかったため、高く評価されませんでした。

しかし、ここに来て、いよいよ上原の力が全米でも認められるようになり、本当に嬉しい限りです!!

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